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水曜「働く・暮らす」【トップに聞く】

アクトナウ・杉山央社長

写真:杉山央社長 拡大杉山央社長

写真:アクトナウで実現したヒーローイベント 拡大アクトナウで実現したヒーローイベント

■「失敗は発見」、資金調達を支援

●アクトナウ・杉山央社長(37)

 ――地域応援型クラウドファンディング(CF)を起業した狙いは。

 「北海道は食べ物だけでなく、ITでも高い技術を持っていてポテンシャルは高い。ただ、その魅力をうまく伝えられていない。そう思っていた時、標茶町出身で「初音ミク」を生みだしたクリプトン・フューチャー・メディア(札幌市中央区)の伊藤博之社長から『地域を活性化させるために何かできる制度はない?』と聞かれ、考えた一つがCFでした」

 ――どんな仕組みですか。

 「プロジェクトをステージに見立て、何かを立ち上げる人をアクター(演者)、支援してくれる方々をオーディエンス(観衆)と呼んでいます。インターネットを通じて、道内外から小口の資金を調達できるサービスです。様々な起業支援を経て、株式上場まで到達してもうらことが目標です」

 ――CFの魅力は何ですか。

 「失敗ができることです。失敗は発見だと思っています。こんなものを作ってみたいと思って、実際にできたものとの差を感じる。それは失敗だけれど、その差を埋めるために何をすべきかを悩み続けることがビジネスだと思っています。北海道は失敗を恐れる人が多いと思いますね」

 ――弁護士でもあり、旅行業も取っていますね。

 「僕は金融関係の弁護士で、ベンチャー企業の育成もやっています。地域活性化を進めるには、お金を集め、イベントを開くだけでは足りない。交流人口を増やさないといけない。そのために旅行業を取りました。イベントへのツアーなどを企画していきたい」

 ――北海道は人口流出が止まらず、道内では札幌一極集中が続いています。

 「働いて経済を活性化できる人たちがどんどん道外に行っているのはよくないですね。札幌に人が集まることはいいけれど、その分医療費や介護費も増えてくる。人口が増えたからと単純には喜べないのでは」

 ――活性化には何が必要でしょう。

 「北海道の魅力を生かした元気のある会社が増え、雇用が生まれる。それをCFで支援するのが僕らの仕事。札幌の周辺にそういう街がいくつもでき、それを道内各地に広げていくことが必要だと思います」

 (聞き手・大久保泰)

     *

 すぎやま・ひさし 37歳 1980年札幌市生まれ。北海道大学大学院法学政治学コース(企業法務コース)修了後、弁護士に。2010年、赤れんが法律事務所を設立し、代表に。2014年に同市にクラウドファンディング運営会社「アクトナウ」を設立し、社長に就任。

 ■高校生企画の催しも

 旭川市の「銀座センタービル」の最上階スカイラウンジで11日、地元の高校生が今は使われていないフロアを1日借り切り、イベントを開いた。この企画もアクトナウ社のCFで資金を募り実現した。

 これまでに天売島の漂流物拾いや震災復興イベントなど成立したプロジェクトは117件あり、達成率は83%。達成した場合、集まった資金の10%が成功報酬としてアクトナウに入る。

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