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水曜「働く・暮らす」【逸品 ひとモノ語り】

釧路の新名物・魚政「さんまんま」

写真:食べやすいように切り分けられた魚政の「さんまんま」=釧路市 拡大食べやすいように切り分けられた魚政の「さんまんま」=釧路市

■おこわとタレ パリッと香ばしく

 「さんまんま」。なにやら民放のバラエティー番組を連想させるネーミングだが、れっきとした「サンマの街」を代表する釧路の新名物だ。

 販売するのは幣舞橋のたもとにある複合商業施設「釧路フィッシャーマンズワーフMOO(ムー)」1階の魚政(うおまさ)。頭と骨を抜き取ったサンマの開きを甘めの醤油(しょうゆ)ダレに一晩漬け込み、別の醤油ダレで炊いた道産米ともち米のおこわを丸ごとサンマに抱かせて炭火で焼きあげる。焦げ目のついたパリッとした皮の食感、したたる脂をご飯との間に挟んだ大葉が受け止め、サンマの風味を引き立てる。

 炉端の前に立つ小川泰弘さん(69)が、うちわであおぐたびにかば焼きのような香りが漂い、食欲をそそる。「サンマは刺し身や塩焼きもいいけど、これだと手軽に食べられ、店の前の客席で食べていく人もいるよ。地元の人は土産用に持ち帰りが多いかな」

 平日だと1日120〜130本を売るが、観光シーズンだと300本以上、大きなイベントがあるときは千本を超すという。テレビや雑誌、インターネットなどで紹介され、台湾や中国の旅行客もよく訪れるようになった。本州の北海道物産展にも出店し、最近はネット販売も好調だ。

 考案したのは釧路市栄町の焼き鳥店「鳥政」の創業者、遠藤正任(まさひで)さん(70)。15年前、「釧路の新名物を」と頼まれてイベントで売ったのがきっかけだ。その後もイベントなどで販売していたが、「もっと身近で買えれば」との声を受け、「魚政」の屋号でMOOに店を構えることになった。

 店は午後6時半までの営業だが、その後はMOO2階の「港の屋台」の一角で遠藤さんの長男正人さん(42)が営業する鳥政MOO店や、次男紳也さん(36)が引き継ぐ鳥政栄町店で焼き鳥と一緒に食べられる。棒ずしのように切り分けて出されるが、栄町店では出汁(だし)が添えられ、お茶漬け風にしても味わえる。サンマの「ひつまぶし」といったところか。

 正人さんは「知名度も上がってきた。真の釧路名物になるよう頑張りたい」と話している。

(奈良山雅俊)

     ◇

 魚政は2005年創業。1本650円で、ゆうパックのチルド配送は送料込みで2本2700円、5本4850円(いずれも税込み)。真空冷凍パックのネット販売もある。チルドも冷凍も常温に戻した後、電子レンジで加熱し、フライパンなどでさっと焼けば、サンマのパリッとした食感が楽しめる。

 店頭ではオリジナルの「さんまぶっかけ丼」や「さんまから揚げ丼」も提供。営業時間は午前10時〜午後6時半。不定休。電話(0154・24・5114)。

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