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水曜「働く・暮らす」【けんこう処方箋】

猫背で腰痛、浅く腰掛けて 寒川美奈

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写真:<イラスト・佐藤博美> 拡大<イラスト・佐藤博美>

●北大大学院保健科学研究院准教授 寒川美奈

 ゆがみとは「本来の形が変形すること」と辞書では書かれていますが、身体のゆがみというのは「骨の配列でずれ(変形)が生じること」とされています。

 骨の周りには筋肉や腱(けん)、靱帯(じんたい)、膜などの組織が支え合っています。これらの働きのバランスが崩れることによって、ゆがみ、つまり骨に小さなずれが起こりやすくなるのです。

 「だるま落とし」を想像してみて下さい。ある部分でずれがあると、バランスを取るために周りにもずれ(ゆがみ)が起こりやすくなります。このようにゆがみが起こると、支えている周りの筋肉が必要以上に働き、疲労して硬くなりがちです。それが続くと、痛みにつながりやすくなります。

 身体の硬さや動きの左右差、手足の長さなどの他に、生活習慣や環境の違いによって身体は影響を受けやすく、ゆがみが引き起こされます。日常生活では、読書や料理、ガーデニング、デスクワークや携帯電話を操作する時など、私たちは多くの場面で前かがみの姿勢をとることがとても多いです。

 このような姿勢では猫背になりやすく、体重の10%ほどの重さがあるといわれる頭を体より前にしてバランスをとります。そのことにより、頭を支える首や肩にかけての筋肉が必要以上に働き、凝りを感じやすくなります。加齢とともに猫背の姿勢をとりやすくなるとも言われています。

 一方で、ゆがみは必ずしも身体に悪い影響を引き起こすわけではありません。日常生活において問題がない方々もいます。

 痛みや動かしづらさといった症状がある場合には、ゆがみを改善することが必要です。しかし基本的には、ゆがみはどの関節においても、どの方向に対しても起こり得ます。腕や脚とのつなぎ目である体幹部、特に肩甲骨や背骨、骨盤を中心に起こりやすいとされています。

 さて、皆さんは椅子やソファに座っている時、背中が丸くなっていませんか。椅子に深く腰掛け、背もたれによりかかると楽ですが、猫背の姿勢になってしまうことで、肩こりや腰痛につながりやすくなります。

 そのような方は、いつもより少し浅く椅子に腰掛けてみて下さい。背筋が伸びる感じがしませんか。椅子に浅く座ることで、体幹の筋肉も働きやすくなります。デスクワークの長い方にぜひともお勧めします。

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