メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

09月15日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

新着記事一覧へ

このエントリーをはてなブックマークに追加

水曜「働く・暮らす」【トップに聞く】

札幌ドーム・山川広行社長

写真:山川広行・札幌ドーム社長 拡大山川広行・札幌ドーム社長

写真:札幌ドームであった昨年のプロ野球日本シリーズ。試合終了後、大勢のファンにあいさつする日本ハムの選手たち 拡大札幌ドームであった昨年のプロ野球日本シリーズ。試合終了後、大勢のファンにあいさつする日本ハムの選手たち

■日本ハム移転見据え収益源探る

●札幌ドーム・山川広行社長(60)

 ――プロ野球・北海道日本ハムファイターズの新球場構想で、札幌ドームからの本拠地移転が濃厚になっています。

 「昨年度はクライマックスシリーズ、日本シリーズがあり、入場者数と売り上げは過去最高を記録しました。移転しないでそのままいてくれるのがもちろんベストですが、移転する場合の対応策として何ができるか、可能性があるかを明確に把握する必要がある。市と連携をとりながら検討していきます」

 ――売上高の約3割が日本ハムからの収入です。移転後を見据えた収益源の開拓が課題です。

 「他球団の試合を呼ぶことも可能性としてはあります。パ・リーグは難しいでしょうから、セ・リーグを検討することになるでしょう。ただ、日本ハムが移転した場合、フランチャイズがある近くでどれだけの試合を開催できるのか、といった制約を考慮して対応をしていきます。人気アイドルのコンサートなども積極的に入れていきたい」

 ――3年前に大型ビジョンを設置しましたが、観客席の傾斜や外野フェンスの厚さなど、改修への要望も出ていました。

 「日本ハムから要望がありましたが、外野などフェンスのラバーは今季終了後に厚さを現在の5センチを2倍以上に増やします。人工芝も来季終了後には張り替えたい。多目的施設の弱点ですが、野球からサッカーなどに使用を切り替える時に人工芝を巻き取るため、芝の硬さに影響が出ている可能性があります。その点も検証していきたい」

 ――6月末に銀行マンから転身しましたね。

 「北海道銀行で副頭取になってから、地域を活性化する『地方創生本部』のキャップをやり、道内の20以上の自治体を訪れました。地域密着は地銀の根っこでもあり、そのスタンスはここでも大事にしていきます。中学から野球をしていましたが、たまたま今回の仕事につながりました。野球ができる場所で仕事ができるのはうれしいし、(社長就任は)妻にも相談しないで一人で決めました」

 ――他にどんなことに力を入れますか。

 「ホスピタリティーを高く保てるようにしたい。初めて来た観客には感激してもらい、もう1回来たいと言ってもらいたい。リピーターにも、『うちのドームは最高』と言ってもらえるような状態を高めていきたいですね」

 (聞き手・戸谷明裕)

    *

 やまかわ・ひろゆき 60歳 1956年旭川市生まれ。北海道大学卒業後、北海道銀行入行。札幌駅前支店長、専務執行役員などを経て、2015年6月から副頭取。17年6月より現職。

■昨年度は過去最高の入場者

 札幌ドームは2002年の日韓サッカーW杯の会場として1996年に建設が決まり、第三セクターの運営会社「札幌ドーム」が98年に設立された。札幌市が55%を出資する筆頭株主。

 北海道コンサドーレ札幌は2001年に、日本ハムファイターズは04年に本拠地になった。入場者数は09年度に初めて300万人を突破し、昨年度は過去最高の312万人を記録した。大型ビジョンへの投資で赤字となった14年度を除いて開業当初から黒字が続いている。主な事業は野球やコンサート向けの貸し出しと場内の飲食販売など。

PR情報

ここから広告です

PR注目情報

北海道報道センターから

北海道アサヒ・コムへようこそ。
身のまわりの出来事やニュース、情報などをメールでお寄せ下さい(添付ファイルはご遠慮下さい)
メールはこちらから

朝日新聞 北海道報道センター 公式ツイッター

注目コンテンツ