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水曜「働く・暮らす」【けんこう処方箋】

準備体操や衣服調節を 寒川美奈

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写真:<イラスト・佐藤博美> 拡大<イラスト・佐藤博美>

●北大大学院保健科学研究院准教授 寒川美奈

 北海道にも初雪の便りが聞こえ、ウィンタースポーツを楽しむ季節がやってきました。

 来年2月には平昌オリンピック・パラリンピックが開催されることもあって、新聞やテレビなどでも、ウィンタースポーツに関する話題が取り上げられる機会が増えてきています。

 スキーは、老若男女を問わず楽しむことができるスポーツです。屋外で実施するため、気温や風、雪質など、環境からの影響を受けやすく、同じコースであってもその日によって違うコンディションを楽しめるところも、屋外スポーツゆえのだいご味と言えるでしょう。

 一方、気温の低下によって体が冷えると、筋肉の温度や神経系の反応も低下することから、いつもと変わらないように動いていても、感覚のずれが生じて、ケガにもつながりやすくなります。そのためスキー選手は、体を冷やさないように走ったりストレッチしたりと、積極的にウォームアップ(準備体操)をしています。

 ウォームアップでは、関節を大きく動かす動的ストレッチもよく実施され、血流の増加や体を温める作用があるといわれています。例えば、両腕を伸ばしたまま、頭上にできるだけ大きく、高く、10回ほど上げ下ろししてみてください。肩まわりが少しポカポカしてくるのがわかるかなと思います。

 以前、オリンピックに出場したスキー選手から、練習前にはウォームアップに毎日1時間半、練習後のクールダウン(疲労回復)にも毎日1時間半かけていると聞いたことがあります。そうしないと、日々の練習で自分の力が十分発揮できるかどうか、不安になるということでした。

 自身の体や感覚の変化に敏感に気づき、対応できるようにするためには、必要なプロセスです。さすがにトップアスリートだな……と感心しました。

 また、寒冷環境では、体を冷やさないような取り組みも合わせて重要です。衣服の着用に関しては、薄い素材の衣服を重ねて着ることが効果的だとわかってきました。体の熱は頭部から多く発散しやすいため、帽子などを着用して保温に努めることも大切です。

 このように寒冷環境でスポーツをする時には、動的ストレッチなどのウォームアップとともに、衣服の調節も大切で、体の運動機能の向上に関係すると考えられています。

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