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水曜「働く・暮らす」【けんこう処方箋】

保健師、地域に根差して活動 大日向輝美

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写真:<イラスト・佐藤博美> 拡大<イラスト・佐藤博美>

●札幌医大保健医療学部長 大日向輝美

 病気にかかったりけがを負ったりすると、私たちは病院や診療所を訪ねて治療や看護を受ける。入院が必要な場合は、医療機関でしばし療養生活を送る。

 だが、それは人生において一時の出来事だ。私たちの日常は、地域で暮らし、学校で学び、仕事場で働くことで成り立っている。そのような日々の生活に、看護職はどう関わっているのだろうか。

 地域・学校・職場など人々の身近な場で、健康を守る役割を担うのは「保健師」だ。しかし「保健師」の名前は知っていても、仕事をイメージできる人は少ないと思う。

 看護師が主に病気や障害のある人の生活を支えるのに対して、保健師は健康の維持・増進、病気や障害の予防に取り組む。あらゆる人々が健康に暮らせるよう、地域に根差して活動するのが務めだ。

 例えば、地域住民の健康状態を健診などで確認し、病気が発見された場合は適切な医療機関への受診を促す。病気予備軍に対しては病気になるのを防ぐため、その人のライフスタイルに見合った保健指導を行う。状況によっては家族にも働きかける。

 健康に関わる種々の相談を受け付け、情報の提供や対策を提案する。集団を対象に健康教育を実施したりもする。健康を害する原因を除去し、安全な環境を作り出すのも保健師の仕事だ。

 生活習慣病の予防、高齢者の孤立防止や介護予防、母子への育児支援、障害児・者の自立支援、メンタルヘルスの促進、感染症対策、病気や障害がある人たちの在宅療養や社会復帰を促すための調整など、仕事は多岐にわたる。

 乳幼児から高齢者までの幅広い年齢層、あらゆる健康レベルの個人・家族を支援するとともに、地域社会全体に働きかけるのが特徴だ。

 保健師の仕事は、保健所や保健センターなどで保健行政に携わる「行政保健師」、企業などで労働者の安全や健康を管理する「産業保健師」、児童・生徒と教職員の心身の健康の維持・増進に努める「学校保健師」の三つに大別される。

 保健師は全国で6万人強。看護職全体の4%だ。うち6割が行政保健師として、都道府県や市区町村で働く。予防医療に対するニーズの高まりと在宅医療・介護の推進で、保健師への期待は高まっている。全国的に求人数は増えているが、多くの自治体では足りていないのが実情だ。

 健康づくりの担い手を増やす取り組みが求められる。

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