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05月23日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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水曜「働く・暮らす」【現場一話】

十勝ロケ、最高ペースに

写真:とかちフィルムコミッション連絡協が初参加した「全国ロケ地フェア」=2016年2月、東京都内、帯広観光コンベンション協会提供 拡大とかちフィルムコミッション連絡協が初参加した「全国ロケ地フェア」=2016年2月、東京都内、帯広観光コンベンション協会提供

写真:十勝が舞台となる朝ドラ「夏空」のヒロインに決まり、会見で意気込みを語る女優の広瀬すずさん=昨年11月 拡大十勝が舞台となる朝ドラ「夏空」のヒロインに決まり、会見で意気込みを語る女優の広瀬すずさん=昨年11月

 ■朝ドラ舞台決定、経済効果に期待

 十勝で映画やテレビ、CMなどのロケの誘致や支援にあたる「とかちフィルムコミッション連絡協議会」の今年度の支援件数が過去最高に迫っている。「朝ドラ」として親しまれるNHK連続テレビ小説の100作目を飾る「夏空」(2019年4月放送開始予定)の舞台にも十勝が選ばれ、今夏から撮影が始まる。関係者は「朝ドラ効果で観光客が増えるのは間違いない」と地域経済への波及効果に期待を寄せている。

 「NHKが大型ドラマの企画を進めているようだ」

 帯広観光コンベンション協会でフィルムコミッションを担当する松田里奈さん(24)は昨年10月、帯広市からこんな連絡を受けた。企画段階で作品の内容なども決まっていないという触れ込みだったが、松田さんはすぐに十勝の農家、資料館など約10カ所にアポイントを取った。11月上旬にかけて脚本家など数人のNHKのスタッフを案内。11月20日、「夏空」の内容が発表された。

 十勝の酪農家で育った女性が上京し、アニメーターを目指す物語。NHKは十勝ロケを決めた経緯を、ヒロインの成長していく環境として「北海道の開拓者精神あふれる土地柄や大自然に包まれた風土がとても魅力的に映った」「十勝を訪れて郷土愛にあふれ、おおらかで魅力的な方々とも出会うことができた」と説明している。

 ロケの滞在費などの消費に加え、放映後はロケ地巡りなど観光振興も見込めそうだ。松田さんは「全国に十勝のよさを発信する大きなチャンスです」と笑顔で話す。

     *

 とかちフィルムコミッション連絡協は、04年に十勝総合振興局や管内の自治体、企業などで設置された。

 「豚の撮影に適した場所は?」「主人公が逃げるときに飛び込む滝っぽい激流の川はない?」。国内有数の農業地帯の営みや四季の景観を映像で伝え地域活性化につなげようと、制作サイドの依頼や撮影交渉に対応。帯広農業高をモデルにした人気漫画が原作の「銀の匙(さじ)」や、吉永小百合さん主演の「北の零年」、ばんえい競馬を舞台にした「雪に願うこと」などの映画撮影で実績を重ねた。

 支援件数は15年度までの5年間で年間20件程度だったが、16年に全国のフィルムコミッションが集まる「全国ロケ地フェア」に初参加してPR。16年度は過去最高の50件に増えた。今年度も48件を数え、十勝にスポットライトが当たり始めた。帯広市の担当者は「コミッションが今後も撮影を呼び込み、十勝の観光を押し上げてほしい」と期待する。

 (池田敏行)

 ■海外からの依頼も増加

 「映画ロケ王国」ともいわれる北海道では、札幌、旭川、函館、小樽、苫小牧、紋別などにフィルムコミッションがあり、10団体で「ジャパン・フィルムコミッション北海道ブロック」を構成している。岩見沢市も昨年8月に「いわみざわロケーションオフィス」を設置し、近く加盟を申請する。道内を訪れる外国人客の急増などを受けて海外からの撮影依頼なども増えている。

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