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道内スポーツ【北海道発 平昌2018】

新星たち(上)

写真: 拡大

写真:女子3000メートルで滑走する佐藤綾乃選手 拡大女子3000メートルで滑走する佐藤綾乃選手

写真:今月20日にあった五輪壮行タイムトライアルで、観客の声援に笑顔で応える佐藤選手=いずれも北村玲奈撮影 拡大今月20日にあった五輪壮行タイムトライアルで、観客の声援に笑顔で応える佐藤選手=いずれも北村玲奈撮影

 ■スピードスケート・佐藤綾乃選手(21)

 ■今季W杯前半戦から波乗る

 日本代表スケート陣の中では、ムードメーカー。昨年末、いつも明るい佐藤綾乃選手(21)=高崎健康福祉大3年=の笑顔が、いっそうはじけた。

 長野・エムウェーブ。スピードスケート平昌五輪の代表選考会の初日、昨年12月27日にあった女子3000メートル。幕別町出身の高木美帆選手(23)に次ぐタイムで2位に入り、初の五輪切符を確実にした。「すごく不安だったけど、打ち勝つことができた」。選考会最終日の30日、3000メートルに加え、マススタート、団体追い抜きの日本代表に選出された。

     *

 厚岸町生まれ。小学3年の時、地元の少年団で本格的にスピードスケートを始めた。中学からは釧路市のリンクで高校生に交じって、長野など3大会の五輪に出場した白幡圭史さん(44)=現日本スケート連盟スピード部強化副部長=らから指導を受けた。中学3年の全国大会で1500メートル、3000メートルを制し、釧路北陽高校3年のインターハイでも両種目で優勝した。

 父文則さん(49)は「人に恵まれた。白幡さんらの指導があっての綾乃かな」という。

 佐藤選手は高崎健康福祉大に進学後、昨季からナショナルチーム(NT)入りし、W杯に本格的に参戦。そして今季、W杯前半戦から好調の波に乗った。開幕戦のマススタートで初優勝。3人が一緒に滑り、一番遅い選手の記録で競う団体追い抜きでは高木菜那(25)、美帆姉妹と共に2戦に出場し、世界新記録で優勝。平昌五輪の金メダル最有力候補だ。

 五輪の団体追い抜きは予選、準決勝、決勝があり、登録選手4人で各レース1人が補欠に回る。力を抜いては決勝まで残れないが、力を使い果たしては金メダルに届かない。メンバー構成が鍵になる。

 今季、世界レベルにまで成長した佐藤選手を子どもの頃から知る白幡さんは「高木姉妹らトップレベルの選手と練習を続けてきたNTという環境が(飛躍の)一番の理由」と話す。

 佐藤選手自身、「昨季のままでは五輪は遠いって感じていた。でも(NTの)夏場の練習をこなして、力がついてきたと実感できるようになった」と話す。

 釧路北陽高校時代、佐藤選手を指導した榊稔教諭(60)は、教え子の五輪出場に「上半身を力まないで、リラックスして滑れば3000メートルでも上位にきてくれるのでは」と期待を込める。

     *

 昨年の大みそか、佐藤選手は厚岸町に帰郷。夏冬通じて、町出身では初となる五輪代表の佐藤選手は、町から団体追い抜きの世界新記録達成などで特別表彰を受けた。

 佐藤選手は「(団体追い抜きでは)自分たちの滑りができれば金メダルは狙える。自分のベストのレースをしたい」と初舞台への思いを語った。

 (武沢昌英、佐藤靖)

     ◇

 平昌冬季五輪は来月9日に開会式を迎える。4年に一度の大舞台に挑む選手たち。初出場の道産子たちも多い中で、新星のアスリート3人と家族ら、ゆかりの人たちを紹介する。 

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