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水曜「働く・暮らす」【逸品 ひとモノ語り】

深川の就労支援センター青空の「冷薫」

写真:「冷薫」を手にする曽我部剛さん=深川市納内町2丁目 拡大「冷薫」を手にする曽我部剛さん=深川市納内町2丁目

 ■食感ふわっ 酒にもサラダにも

 「これ旨!! 青空の冷薫」。迫力のあるポップにシンプルな中身。JR深川駅内の物産館で思わず手に取った。

 飲んべえの直感。酒に合いそうだ。早速購入。列車で試す。薫製らしくないソフトな仕上がりだ。なかなかいい。

 製造元は、深川市納内町2丁目の「就労支援センター青空」。後日、作業室を訪ねると、もうもうと上がる煙の中で通所者と職員が2人で薫製作業をしていた。できあがると、扇風機で冷まし、パック詰めに。熱気のこもる製造現場だ。

 職員の曽我部剛さん(32)は、試行錯誤しながら先輩がつくりあげた製造方法を受け継いだ。

 ホタテ、イカ、タコなどの海産物を前日にかつおだしに漬けておく。それを蒸してから、15分間、桜のチップなどで薫煙する。真空パック詰めにして冷蔵。原料の味わい、柔らかさを引き出すのが独自の工夫だ。

 「ふわっとした食感、お年寄りでも食べやすい製品を目指しています」

 酒のつまみはもちろん、マヨネーズとあえてサラダにも合うという。冷蔵保存で賞味期限は3週間だ。

 事業所の利用者が交代で作業に当たる。曽我部さんは「利用者が薫製づくりが好きで、生きがいとしてやってくれているのがうれしい」と話す。

 「ただ、気分が乗らない日もたまにあるようで、それはそれでいいんじゃないかと」。温かく見守りつつ、一緒に作業を進めている。

 青空ではもうひとつ、薫製卵にも力を入れている。

 約千羽のボリスブラウン種を事業所が平飼いで飼育している。そこで取れる新鮮な卵をゆでて半熟にして冷まし、塩水に浸してから、殻ごと薫煙して9日間寝かせる。

 冷薫との詰め合わせのギフトセット(1500円と2800円)もあり、注文は相談に応じるという。深川市のふるさと納税の返礼品にも登録され、人気も高まりつつある。

 (岡田和彦)

     ◇

 「就労支援センター青空」(佐藤定光センター長)は、知的障害者の作業所として2008年に事業を始めた。

 北海道産の海産物などの薫製づくりを手がけている。ホタテ(30グラム、400円)、イカ(100グラム、450円)、タコ(30グラム、220円)、エビ(20グラム、220円)、卵(2個、220円)などの商品があり、道の駅ライスランドふかがわ、JR深川駅にある深川物産館などで販売している。

 問い合わせは同センター(0164・24・3450)へ。

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