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道内スポーツ【北海道発 平昌2018】

高木姉妹、膨らむ「金」期待

写真: 拡大

写真:昨年11月、女子団体追い抜きで世界記録を出して優勝。笑顔を見せる(左から)高木菜那と高木美帆=細川卓撮影 拡大昨年11月、女子団体追い抜きで世界記録を出して優勝。笑顔を見せる(左から)高木菜那と高木美帆=細川卓撮影

写真:(上)勤務先の小学校の「陸リンク」に立つ東出俊一さん=士幌町(下)現在も小学生の指導にあたる久保正寿さん=帯広市 拡大(上)勤務先の小学校の「陸リンク」に立つ東出俊一さん=士幌町(下)現在も小学生の指導にあたる久保正寿さん=帯広市

 9日に開会式を迎える平昌五輪に、幕別町出身の高木菜那(25)と美帆(23)が、姉妹そろって出場する。15歳でバンクーバー五輪の舞台に立った妹と、負けじと努力を重ねソチ五輪を経験した姉。2人は今季、スピードスケートの女子団体追い抜きで世界記録を塗り替えるなど絶好調だ。金メダルへの期待も膨らんでいる。

 (宋潤敏)

 ■姉「負けず嫌い」 妹「努力家」

 零下まで冷え込んだ小学校のグラウンドから子どもたちの歓声が響く。冬季、十勝地方のほとんどの小、中学校にできる「陸(おか)リンク」。多くは保護者や教員が水をまいて造る手づくりのスケートリンクだ。東出俊一さん(61)は「陸リンクが多くの五輪代表選手を生んだスケート王国・十勝の原点だ。高木姉妹も小さいときから陸リンクに親しみ、実力を付けていった」と目を細める。

 士幌町教委職員として上居辺小で勤務する東出さんは、高木姉妹が通った帯広南商業高校のスケート部監督を長く務め、2人の指導にもあたった。美帆は中学3年生でバンクーバー五輪に出場するなど、高校入学時にはすでに有名人。2学年上の菜那も地力があり中心選手の1人だった。

 東出さんはそんな2人の性格を、負けず嫌いでいつも勝負にこだわる姉と、常にひょうひょうとして1人で努力し続ける真面目な妹、と分析する。「菜那は15歳でスターになった妹を見て、悔しさも原動力にしてきた。体は小さいが、『妹に勝ちたい』と闘志をあらわにしてきた」。美帆も「負けても、ひとりで自分の問題をみつけて解決していく力がある。誰かに勝ちたいとか、負けたくないという気持ちではなく、いい滑りをしたいという気持ちが強い」。美帆は4年前のソチ五輪落選もその後の飛躍への力に変えた。

 地元の幕別町も2人を応援しようと盛り上がる。町のホームページに応援サイトを開設し、応援メッセージを募集。テレビ中継がない女子5千メートルを除き、2人が出場する予定の種目でパブリックビューイングを実施し、平昌に向けて声援を送る。

 東出さんも「悔いの残らない滑りをしてほしい。それが金メダルという結果につながれば、これほどうれしいことはない」とまな弟子の活躍を期待していた。

 ■「2人の活躍で後に続く子を」 スケート恩師・久保さん

 美帆は大学卒業後、帯広市内で一人暮らしを始めたという。自転車で散策する姿もみられ、昨秋には小学時代に所属していた久保スケートクラブの練習場に、ふらっと顔をだした。「気さくなところは昔とちっとも変わらない」とクラブを主宰する久保正寿さん(74)。「子どもたちに『教えるか』と促すと『やめときます』と笑っていた。スケート王国の十勝でも、昔に比べてスケートをする子どもが少なくなった。2人が活躍することで、後に続く選手がどんどんでてきてくれればうれしい」と言う。

 一昨年には母校で教育実習を行い、スケート部の練習に参加した。同部の女子キャプテンで、昨年12月の平昌五輪選考会に参加した吉村優那さん(18)は「ひとつ一つの姿勢に学ぶことも多かった。気軽にアドバイスもくれ、あこがれの先輩だ」と話す。

 ■「後輩の2人に刺激をもらう」 五輪陸上・福島選手

 リオデジャネイロ五輪まで3大会連続陸上女子代表の福島千里選手(29)=セイコー=は同じ幕別町出身で、帯広南商業高校の先輩でもある。「いつも2人の活躍には刺激をもらっている。今回の平昌五輪には姉妹そろって出場ということで、とてもすてきだなと思っています。五輪のレースの本番ではお二人にとって良い結果になるように心から応援しています!」とコメントを寄せた。

 ■9日 道内関係選手の出場予定種目

 ◇フリースタイル

 午前10時〜 女子モーグル予選 村田愛里咲

 ◇開会式

 午後8時〜

 (出場予定はエントリー種目)

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