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道内スポーツ【北海道発 平昌2018】

スマイルJ壁破った 高木美の成長見届けた

写真:(上)第1ピリオド、ゴールを決め喜ぶ小野(27)=細川卓撮影(下)女子1000メートルで滑走する高木美帆=白井伸洋撮影 拡大(上)第1ピリオド、ゴールを決め喜ぶ小野(27)=細川卓撮影(下)女子1000メートルで滑走する高木美帆=白井伸洋撮影

写真:LS北見に声援を送る市民ら=北見市 拡大LS北見に声援を送る市民ら=北見市

写真: 拡大

 平昌冬季五輪は14日、スピードスケート女子1000メートルで高木美帆が銅メダルを獲得、1500メートルの銀に続いて今大会2個目のメダルに輝いた。アイスホッケー女子のスマイルジャパンはコリアと戦い、4―1で快勝、3度目の五輪で初勝利をあげた。カーリング女子のLS北見は米国を破って、白星発進。スピードスケート男子1500メートルでは13日夜、浦河町出身の小田卓朗が5位入賞を果たした。

 ■代表復帰36歳小野、千金のG

 2連敗で迎えた、韓国・北朝鮮合同チーム「コリア」との第3戦。チーム最年長のFW小野粧子(36)が1点を決め、日本女子アイスホッケーの五輪初白星を引き寄せた。

 1―0でリードした第1ピリオド3分58秒、ゴール手前に詰めていた小野が、こぼれ球に反応しゴール。両手を挙げた後、左手で大きくガッツポーズした。

 ここまでたどり着くのに長い道のりがあった。旭川市生まれで、社会人チームの西武で活躍した。日本代表に選ばれ、2002年のソルトレークから、トリノ、バンクーバーの五輪予選を経験したが、いずれも出場を逃した。

 バンクーバー五輪予選で敗れた08年に元男子アイスホッケー日本代表の豊さん(43)と結婚、代表を退いた。「次を目指すエネルギーがなく、燃え尽きていた」と豊さんは振り返る。

 豊さんがコーチを務める地元のクラブ「フルタイムシステム御影グレッズ」で中高生に交じりプレーしながら、指導もした。指導をする中で、プレーに対する視野が広がり、再び技術が向上していったという。

 その後、14年のソチ五輪を見て、「もう一度、五輪を目指したい」と代表復帰を決意。早朝練習をして、日中はそば店に勤め、夜も練習に励んだ。「練習し過ぎじゃないかと思うぐらい妥協することがない」と豊さんは話す。

 15年、代表復帰を果たす。戻った代表チームは今までと違っていたという。「技術がレベルアップし、トレーニング方法もすごく変わっていた。ソチで頑張った選手たちのおかげで環境も改善していた」

 五輪前、豊さんからは「楽しんで、自分でやれることをやって」と声を掛けられたという。小野が滞在する選手村のベッドの枕元には、「感謝を忘れないように」と、支えてくれた豊さんら家族の写真が貼ってある。

 その豊さんも、平昌五輪にスタッフとして派遣された。反則した選手が待機するペナルティーボックスで、扉を開け閉めする係を務めた。夫婦2人で臨んだ、初めての五輪となった。

 (森本未紀)

 ■初勝利、地元祝う/釧路

 1次リーグB組のスマイルジャパンは1勝2敗、同組3位で18日の5〜8位決定予備戦に回る。予備戦は17日に行われる決勝トーナメント準々決勝で敗退したチームと戦い、勝てば5位決定戦に臨むことになる。

 釧路市では、同市生涯学習センターまなぼっと幣舞に約140人の市民が訪れ、五輪初勝利を祝った。

 同市出身の寺島奈穂が勤務する会社の同僚、柳本優菜さん(19)は「これまで勝てなかったので、うれしい気持ち」。ソチ五輪代表で、釧路市のダイシンの選手兼コーチの山根朋恵さん(31)は「ソチに出て1勝もできない悔しさがあって、(初勝利は)うれしい。日本らしいスピードと運動量を生かしたプレーで、一丸となって5位を目指して」と喜んでいた。

 (佐藤靖)

 ■苫小牧

 苫小牧市のパブリックビューイング会場では、堀珠花、藤本もえこ、獅子内美帆の3人を代表に送り出している「トヨタシグナス」の若手選手たちが応援。全日本女子中高生大会(1月)で全国制覇した「苫小牧選抜」の主将を務めた瀧本芹香さん(苫小牧西高3年)は「私もあの舞台に立てるようがんばりたい」。

 主将の大沢ちほ、鈴木世奈、米山知奈と苫小牧東高の同学年で、ともにアイスホッケー部だった林川浩太さん(26)は「初勝利おめでとう。この1勝では終われない。この後の試合を全部勝って欲しい」と話した。

 (深沢博)

 ■メダル二つ目、地元歓喜 スピードスケート女子1000メートル/幕別

 高木美帆がまたやった――。1500メートルの銀メダルに続く、1000メートルでの銅メダル獲得に地元・幕別町もわいた。町内であったパブリックビューイング会場の町百年記念ホールには活躍を期待する多くの人が詰めかけ、メダルが決まるとクラッカーが鳴らされ、くす玉も割られた。

 高木は帯広南商高時代、朝は新聞配達をしていた。道ばたに止めた自転車から新聞受けまでの数メートルも全力で走り、ダッシュ力を培った。配達が終われば、自宅から高校に自転車で通ったという。

 同高時代のスケート部監督、東出俊一さん(61)は、高校3年の時の試合で同走の選手に競り負けたが、ゴール後に高木がガッツポーズをしたことを覚えている。勝ち負けよりも、自分が今すべきことができたか、できなかったのか。常にそこに主眼を置いていたという。

 趣味のジグソーパズルは、ただの息抜きだと思っていたが、実は脳を活性化させるためだと後で知った。将来の競技人生を見すえて、その国の季候や文化、食事、スケートリンクやホテルのことなどを事細かくメモしていたという。

 4年前のソチ五輪では代表から漏れたが、東出さんは「ソチでの落選も、気持ちが強い人間が五輪にいけると冷静に分析していた。何が本当に大切なことなのかを再確認できたことが、その後の成長につながった」と語る。

 同校の校長を務めた山田義弘さんは、この日の銅メダルに「彼女の努力が報われてうれしい」。高木は卒業後も、何度か学校を訪れては近況を報告していた。山田さんは、金メダルが期待される団体追い抜きに触れ、「(姉の菜那と共に)姉妹そろってメダルを首にかける姿も見てみたい」と語った。

 (宋潤敏、池田敏行)

 ■「ロコ」コール、白星後押し カーリング女子/北見

 カーリング女子のLS北見(ロコ・ソラーレ)の1次リーグ初戦があり、全選手の出身地・北見市で14日、パブリックビューイングが開かれた。10―5で米国相手に白星を飾った一戦に市民ら約40人が声援を送った。参加10チーム総当たりで、4位までが準決勝に進む。

 会場ではファンや市関係者らが応援。試合は終始LS北見ペースで進み、第6エンドに米国に3得点を許したが、第9エンドにギブアップを勝ち取った。市民らは試合の合間に、「ロコ、北見!」コールを繰り返して勝利を後押しした。

 本橋麻里らの母校・常呂高校の先輩でもある辻直孝市長も駆けつけた。初戦勝利に「いいスタートを切った。選手たちはいつもの表情。予選(1次)リーグを勝ち抜いてほしい」とエールを送った。北見市の会社員長沢厚志さん(52)は「この試合は氷の読みが出来ている。LS北見はピンチでも明るいところが魅力です。この調子で勝って!」と話した。

 (石間敦)

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