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07月12日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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レトロ建物グラフィティー【レトロ建物グラフィティー】

ペテパンナ

写真:イラスト・松本浦 拡大イラスト・松本浦

■珈琲と迫力のジャズ

 黄色い看板が目印の喫茶「ペテパンナ」は、外観からも昭和が匂い立つような木造モルタル2階建て。1956(昭和31)年築の建物で、当初は馬の蹄鉄(ていてつ)を扱う店だったという。

 店主の大谷一直さん(55)によると、「その後、石炭を扱う商事会社を経て、バーやスナックなど7、8軒変わったと聞いています。私が入居したのは85年のことです」。大谷さんが見せてくれた古い地図を眺めてみると、石狩街道沿いのこの周辺には、電器店や理髪店、雑貨店などがひしめき合い、同じ区画の中には「拓銀北支店」の名も見える。また、南向かいには「片岡」の名がある。これは、北海道が生んだ日本画家・片岡球子の生家。純和風造りの木造家屋が今も残る。

 今年2月で開店33年となるペテパンナは、一貫してジャズとコーヒーにこだわってきた。頭上には、開店以来という懐かしいBOSE製のスピーカーが置かれ、迫力のある音が店中に響き渡る。レコードよりCDの方が枚数は多くなったものの、コレクションが並ぶ棚は壮観だ。

 フードメニューも豊富で、なかでも一番人気は、豚の肩ロース肉を使ってコクのあるうまさが評判の「スタミナ丼」800円。わずかプラス80円で、自慢のひき立てコーヒーが付くというから、得した気分になれる。

 「昔、通っていた学生が結婚して、その息子が熱烈なジャズファンになって訪れてくれました」と語る大谷さん。そのうれしそうな顔が、この店が刻んできた時の長さを物語っている。

 ◇札幌市東区北11条東1丁目 電話011・751・9472

 (和田由美)

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