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道内スポーツ【北海道発 平昌2018】

葛西、支えは練習量・家族

写真: 拡大

写真:男子個人ラージヒル本戦の1回目、ジャンプする葛西紀明=林敏行撮影 拡大男子個人ラージヒル本戦の1回目、ジャンプする葛西紀明=林敏行撮影

写真:葛西の登場に大声援を送る町民ら=下川町、いずれも17日夜 拡大葛西の登場に大声援を送る町民ら=下川町、いずれも17日夜

■世界唯一、冬季五輪8回出場

 平昌冬季五輪は18日、アイスホッケー女子のスマイルジャパンが順位決定予備戦でスウェーデンと戦い、延長の末、床亜矢可が決勝ゴールを決めて2―1で勝利した。20日に5位をかけてスイスと戦う。アルペン男子大回転では歌志内市出身の石井智也が30位だった。カーリングは男子1次リーグでSC軽井沢クラブが米国に勝利。18日夜にはスウェーデン戦に臨んだ。19日はジャンプの男子団体があり、道産子選手らの日本がメダルを目指す。

■若手と同じトレーニング

 平昌で冬季五輪8回出場という世界で唯一の記録を打ち立てた葛西紀明。その「偉業」への重圧が今季の不調の一因だった。「焦りがあって、ジャンプが安定しなくって」と葛西。1月、代表選出が決まり、「本当にホッとした」。日本代表としてW杯の海外遠征組に入っていたが、「成績がついてこなかったから」だ。

 だが、「8回目」が決まって以降は徐々に復調。得意のフライングヒルのW杯で今季自己最高の5位に入った。

 ただ現役を続けているだけでなく、W杯に参戦、五輪にも出場し続け、41歳のソチでラージヒル個人で銀、団体で銅を獲得した。天性の素質だけでなく、若手と同じ厳しい陸上トレーニングなど不断の練習を積み重ねているからこそ第一線で活躍できる。

 「下川の(子どもの頃の)紀明で覚えていることといえばとにかくいつでも走っていたってこと」と話すのは同郷、下川町のジャンプの先輩であり、長野五輪団体金メダリストの岡部孝信さん(現・雪印メグミルクコーチ)だ。

 葛西のフィジカル面の体力測定などをかつて担当してきた、北星学園大学の佐々木敏教授(健康・スポーツ科学)は「1500メートル走を測ったら葛西選手は4分20秒。他のジャンプ選手たちと比べても、最も速かった。練習を続けられる持久力があることが長年活躍できている理由の一つ」と話す。

 8回目の五輪で初めてのこともあった。ソチ後に結婚した妻怜奈さんと2歳の長女、名寄市在住の姉の3人の家族を五輪会場に呼んだことだ。

 現役を続けることができる要因には「家族の精神的な支えも大きい」と感謝する。今季、W杯での不調が続き、「だめな時の選手というのは怒りっぽく、ピリピリしているもの」という葛西。そんな時の怜奈さんの姿勢は「うまーく、僕の気持ちを逆なでしないような言葉をかけてくれる。さすがだなって」(葛西)。

 平昌のノーマルヒルでは21位、17日のラージヒルは風にも恵まれず33位で2回目に進めなかった。最後の団体ラージヒルは代表5選手から4人が選ばれる。葛西のリベンジのジャンプがかなうか。

 (武沢昌英、森本未紀)

■団体ではメダルを ラージヒルPV、下川町民らエール

 スキージャンプ個人ラージヒルが行われた17日夜、下川町のパブリックビューイングには町民ら230人が集まり、地元出身の葛西紀明に大声援を送った。飛距離が伸びずため息も漏れたが、長年活躍を見守ってきた人たちから今後への期待が聞かれた。

 同町出身の伊東大貴が出場選手から外れ、前回ソチ大会銀メダルの葛西に期待が集まった。結果は1回目33位で2回目進出を逃し、会場のあちこちから「うーん」とうなり声が。下川ジャンプ少年団時代のコーチで、大会前半は平昌で応援した町職員の蓑谷省吾さん(60)は「風の悪影響を受け残念。現地で見ても選手による当たり外れが大きいが、当たれば彼は飛べる。団体ではメダルを取ってほしい」とエールを送った。

 (渡辺康人)

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