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道内スポーツ【スポーツ・ニュース】

タイ人男性、最後のレース

写真:最後のレースで力走するペッシーシャイさん=旭川市 拡大最後のレースで力走するペッシーシャイさん=旭川市

 ■五輪出場かなわず/ペッシーシャイさん「日本語教師に」新たな夢

 ■東川のプロジェクト

 南国からの留学生を冬季オリンピアンに育てようという東川町の海外アスリート育成プロジェクトに参加したタイ人男性が10日、帰国を前に最後のレースに挑んだ。目標だった平昌五輪への出場はかなわなかったが、東川で過ごした経験を生かし、将来は日本語の教師になりたいという。

 旭川市で行われたクロスカントリー大会「第38回バーサーロペット・ジャパン」で、15キロを滑り終えたペッシーシャイ・パタラさん(23)は、ゴール前に待ち構えていた東川町のプロジェクト関係者に「お疲れ様」と迎えられた。

 途中で転んだが、一般男子(16〜39歳)で64人中7位。「最後のレースなので楽しく滑った。最高に気持ちよかった」と笑った。

 プロジェクトが始まったのは2014年度。日本語学校があり国際交流も盛んな町が、国内有数のクロスカントリー合宿地としてのPRや観光振興などを目的に企画した。ペッシーシャイさんらタイ人3人でスタートし、これまでに計6人が参加した。

 ペッシーシャイさんは来日当時タイの体育大学の学生。ビーチバレーやテニスの経験はあるが、慣れない雪上のスポーツは想像以上のきつさだったという。それでも、2度目の冬からは国際スキー連盟公認の大会に出場できるまでに成長した。

 仲間たちはけがなどで相次いで帰国し、昨年春からはペッシーシャイさんだけになった。練習が嫌で部屋に閉じこもったこともあるが、講師陣に励まされ、「ここまで来たらやり切ろう」と決めた。

 結局、五輪参加の基準をクリアできず、夢は果たせなかったが、町の計らいで平昌応援団に同行し冬季競技を観戦した。

 ペッシーシャイさんは16日に帰国。タイで別の大学に入り直し、将来は「子供たちに日本語を教える仕事をしたい」という。

 (渕沢貴子)

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