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水曜「働く・暮らす」【トップに聞く】

北菓楼・堀安規良社長

写真:北菓楼の堀安規良社長=砂川市 拡大北菓楼の堀安規良社長=砂川市

写真:開店2周年を迎える「北菓楼 札幌本館」=札幌市中央区 拡大開店2周年を迎える「北菓楼 札幌本館」=札幌市中央区

写真:4月7日に札幌市内に開店する「KITAKARO L」のイメージ図=同社提供 拡大4月7日に札幌市内に開店する「KITAKARO L」のイメージ図=同社提供

 ■地産地消、身体に良い菓子追求

 ●北菓楼・堀安規良社長(65)

 ――4月7日に札幌の路面店として2店目となる新店舗「KITAKARO L」が北1条西17丁目にオープンします。「L」とは何ですか。

 「ラボ(laboratory=研究室)の頭文字で、過去にとらわれず、色んなことにチャレンジするという意味を込めています。今までの北菓楼と形態を変え、SNS世代の若者向けの店にします。限定の新製品としてこれまでとは違った形のお菓子も披露する予定です。出店も37歳の長男と32歳のおいを中心に進めています」

 ――2年前、同じ北1条通りに札幌の路面店1号店の「札幌本館」を出店したばかりです。どうすみ分けますか。

 「会社設立以来、路面店を札幌に出したいと夢見て、札幌本館は『これが北菓楼だ』という思いをかけました。北1条通りは北海道の『表参道』。北原白秋がかつて『この道はいつか来た道』と歌った道です。そんな当時の文化の香りが残る道立文書館別館を買わせてもらい、建築家の安藤忠雄先生のデザインで生まれ変わりました」

 「札幌本館のテーマは『サロン』(社交場)。安藤先生が『コーヒーはどこでも飲める。ただ、ここで飲んだコーヒーは一生忘れない、思い出の花が咲く場所にしよう』とおっしゃっていたので、皆さんに集ってもらえるコンサートなどの企画を行っています」

 ――石屋製菓や六花亭など北海道の菓子メーカーとの競争は熾烈(しれつ)です。

 「地産地消で、北海道の素材を生かした商品づくりにこだわっています。看板商品の『北海道開拓おかき』は道産のもち米と塩を使って、7日間かけて作ります。大切にしているのが『おいしくて身体にやさしいお菓子』。健康はかけがえのないもので、身体に良いものを食べてもらうのが、永遠のテーマです」

 ――「KITAKARO L」に続き、どんな取り組みをしていきますか。

 「海外に売りに行かなくても、多くの外国人観光客が買いに来てくれますが、これがずっと続くとは思っていません。今は海外の方に喜んで買ってもらうための実力をつける時期です」

 「新たな投資もします。砂川市の本店の裏にチョコレート工場を新設するため、チョコレートの製造機械を買いにスイスに行く計画です。人口減少が進む中、機械でできることは機械で、人にしかできないことは人がやる『協働の時代』だと思っています。社員にもチャレンジを続けることの大切さを身をもって教えたいですね」

 (聞き手・坂東慎一郎)

     *

 ほり・あきら 砂川市出身。東北薬科大卒業後、1975年に武田薬品工業に入社。父親が始めた堀製菓に81年に入社し、91年に北菓楼を設立。北菓楼をグループに持つホリホールディングス社長でもある。65歳。

 ■開拓おかき、映画に登場

 北菓楼は、発祥地の砂川本店のほか、札幌、小樽、新千歳空港など道内で9店舗を展開。2017年8月期の売上高は約30億円。「北海道開拓おかき」は映画「探偵はBARにいる」の劇中でも登場した。

 砂川本店の裏には自社の水田やカボチャ畑などがあり、生産者の楽しさや苦労を理解するため、食育の社員研修として菓子の原料を作っている。

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