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07月11日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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レトロ建物グラフィティー【レトロ建物グラフィティー】

鳥てん

写真:イラスト・松本浦 拡大イラスト・松本浦

■仕事帰り路地裏で一杯

 駅前通りと交わるススキノの新宿通り3丁目に、築50年という木造モルタル3階建ての「むつみ会館」がある。角に有名なラーメン店「欅」が入居するが、その西側に面した細長い路地は、高倉健主演の映画「居酒屋兆治」に登場する。旭川の地酒「男山」の看板が目印の「鳥てん」は、その路地に面した1階にあり、たそがれ時にふらりと立ち寄りたい風情である。

 ノレンを潜ると、店内はカウンター7席と4人用小上がりひとつのシンプルな造り。奥に丸椅子が5脚ほど重なって置かれている。店主の山上光明さん(69)は、「お客さんが予備にと用意してくれました」と話す。この粋さが、酒飲みの心を捉えて離さない。

 前の店主から引き継ぎ、今年18年目を迎える山上さんは、もともと和食の板前だったこともあり、焼き鳥にもひと工夫凝らす。例えば、ここの名物「せせり」(鶏の首のむき身)400円は、串に刺さずバラバラに焼いた肉を和風ダレで食べさせる。

 炭火でじっくり焼く「ナンコツ」や「ポンポチ」各380円もよい味で、さらに鶏を一羽丸ごと焼く「新子焼」1400円があるのもうれしい。かん酒350円〜、生ビール480円、「魔女のためいき」という名の梅酒500円や純米酒「賀茂鶴」650円など、酒の種類も豊富だ。健さんが焼き鳥屋の店主を演じた映画のワンシーンを思い出しながら、仕事帰りの一杯をゆっくり楽しめる路地裏の酒場だ。

 ◇札幌市中央区南6条西3丁目 電話011・518・4739

 (和田由美)

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