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道内スポーツ【スポーツ・ニュース】

平昌パラ・星沢選手が北大へ

写真:平昌パラリンピック・バイアスロン男子15キロ立位に出場した星沢克選手=3月16日 拡大平昌パラリンピック・バイアスロン男子15キロ立位に出場した星沢克選手=3月16日

写真:北大生になる星沢克選手=札幌市北区の同大正門 拡大北大生になる星沢克選手=札幌市北区の同大正門

 ■バイアスロンなど出場、きょう入学式

 平昌パラリンピックのスキー競技に出場した星沢克(まさる)選手(18)が、北海道大学に入学する。受験期と大会が重なったが、持ち前の集中力で乗り切り、「春」を手にした。4年後の北京大会を見据えながら、大学生活への希望を胸に6日の入学式に臨む。

 ■夢は医師、4年後の北京も見据え

 北海道大学の前期日程合格発表があった3月7日。パラリンピック開会式を前に平昌入りしていた星沢選手は、おそるおそるネットで結果を確認した。画面をスクロールしながら自分の受験番号を見つけると、「やったー、受かったー」と声を上げた。

 化学が得意で、総合入試理系で合格した。まずは教養や基礎的な科目を学んだ後、進む学部を決める。小さいころに出会った医師に憧れ、いつか医師になる夢を抱いている。今は色々な勉強を積んで、自分の幅を広げようと思っている。

 通っていた立命館慶祥高校(江別市)は私立の進学校。受験時期と大会がもろに重なったが、「やるしかない」と決めた。昨年11月以降の遠征は休み、1月の大学入試センター試験を受験。2月上旬にフィンランドで開かれたW杯から戻ったあとは、2月25日の2次試験に備えて塾の自習室にこもり、夜10時ごろまで猛勉強した。

 生まれつき左腕のひじから先がないが、小さいころから野球やアイスホッケーに打ち込んだ。民謡やそろばん、ピアノも習った。民放の「24時間テレビ」に出演し、義手を着けて和太鼓に挑戦したこともある。

 スキーを始めたのは10歳のとき。平昌の金メダリスト新田佳浩選手が、2010年のバンクーバー大会で活躍するのを見たのがきっかけだ。右手だけのストックで前に進むが、バランスを取るのは難しい。最初は転んでばかりいたという。

 平昌ではバイアスロン3種目、距離1種目に出場。順位はいずれも2ケタで、悔しさが残った。それでも、国内外の他競技の選手と交流できたのはこれまでにない経験だった。バスで一緒になった15歳のイランの男子選手とは、どんな場所で練習しているのかなどを英語で語り合った。

 パラリンピックに照準を合わせ、調子を上げて結果を出す選手がたくさんいることを知り、コースの特徴を読んで滑るのが大切なことも学んだ。なんとなくぼんやりしていた目標が、はっきり見えた気がした。

 パラスポーツ全体がレベルアップしていると強く思う。自分よりもさらに若い選手が、次々と台頭してきているとも感じる。うかうかしていられない。

 北大では競技スキー部への入部を考えている。「4年後」を見据え、体をしっかりつくっていきたい。一方で、大学生活ではやりたいことが山ほどある。スポーツだけでなく、「ゆるい」感じのサークルにも興味があるという。

 6日の入学式には、新しくあつらえたスーツを身に着けて臨む。

 (芳垣文子)

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