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木曜「カルチャー・考える」【BOOKほっかいどう】
『オホーツクまち発見!!旅紀行』
■知床・焼き肉…多彩な魅力
『オホーツクまち発見!!旅紀行』〈著〉Cuka
著者は斜里町ウトロ出身の女性ミュージシャン。バンド「laufen(ラウフェン)」のメンバーで、2011年からオホーツク観光大使を務め、本紙夕刊コラム「風景絶佳」の執筆者の一人でもある。本書は、自身のラジオ番組やネットサイトで発表した、オホーツクの魅力を当事者が語るインタビューや体験取材記をまとめたもの。
メインで登場するオホーツク地域は11市町村。世界遺産・知床はもちろん、古代のオホーツク人や「丸瀬布昆虫生態館」、SL「雨宮21号」、北見の「厳寒の焼き肉まつり」のルーツから超ユニークな美術館「シゲチャンランド」、観光ホテルやラーメン屋情報までも登場する硬軟取り混ぜた選択が実にユニークだ。ガイドブックに出てくる有名な所も多いが、率直な語り口に地元愛がにじむ。
インタビューでは音楽家らしく必ず「あなたが考える北海道らしい音は?」という質問をしている。その答えは、冬の「流氷鳴き」、オジロワシのかわいい鳴き声、魚がはねる水音、人工の音がしない完全なる「静寂」……。これだけでも一度体験してみたいと思う。
(柏艪舎、税込み1512円)
(山内浩司)
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