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07月09日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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レトロ建物グラフィティー【レトロ建物グラフィティー】

そば処 五一

写真:イラスト・松本浦 拡大イラスト・松本浦

■二・八の更科 濃いめのツユで

 地下鉄東豊線の環状通東駅から徒歩3分の「そば処 五一」は、木造モルタル2階建て(1960年代築)の山王ビル1階に入居する。1階は店が2軒、2階は貸アパートになっている。

 札幌生まれの店主・工藤五十一(いそかず)さん(74)は高校卒業後、すでに閉店した老舗「加根志め食堂」で10年近く修業を重ねた。地下鉄東豊線が開通する1980年、独立してこの地で開店。「地下鉄駅がこの辺りにできると聞き、居抜きでこの店舗を借りました。修業時代と合わせると、ソバを打って48年になります」と工藤さん。

 店内はカウンター8席と4人掛けテーブル席二つ、小上がりに2卓あり、上方には懐かしい木札のメニュー表が並ぶ。もり・かけ各550円をはじめ、カレーそば680円、天ざるそば1400円。ほかに丼物も各種あり、冬はなべやき800円が人気という。

 大衆食堂さながらのメニューの多さについ迷ってしまうが、低価格にひかれて「鴨(かも)せいろ」850円を選んでみた。出されたそばは、二・八の更科でのど越しも良く、生返しの濃いめのツユと合ってなかなかうまい。少し硬めながら鴨肉も4枚入り、この値段で鴨せいろが食べられるとは驚きだ。

 カウンター奥にはぐらぐらと湯を沸かす大釜がデーンと置かれ、向かいの壁には縁起が良いからと、千年余の伝統を誇る勇壮な祭り「相馬野馬追」を描く絵が飾られている。今や遠くなった昭和の風情を色濃く残す店である。

 ◇札幌市東区北16条東15丁目 電話011・741・0937

 (和田由美)

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