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レトロ建物グラフィティー【レトロ建物グラフィティー】

書肆吉成

写真:イラスト・松本浦 拡大イラスト・松本浦

■らせん階段が続く古書店

 古本を扱う「書肆吉成」といえば、今年2月に中心街のビル(中央区南1西2、IKEUCHI GATE)6階に、「丸ヨ池内GATE店」を出したばかり。しかし、肝心の本店は訪れたことが無く、連載のロケハンをしていてたまたま遭遇したという訳だ。

 店主の吉成秀夫さん(40)によると店は、2007年に西岡の古アパートの一室でスタート、2年後に道路を挟んだ真向かいで開店。が、そこが立ち退きとなり、不動産業に勤める友人の紹介で16年に現在地へ移転した。この木造モルタル2階建て(1972年築)は、かつて富田畳店が建てた物件で、新築当初は2階が貸間だったが、その後は1・2階共に玩具店が入居していたという。

 1階は文庫とマンガ本の棚で埋まり、映画「薔薇の名前」に登場した修道院の書庫を思い出させる、スチール製のらせん階段が上へと続く。「以前の階段が急すぎたのでもう少し緩やかにしたいと業者に頼むと、余っていたらせん階段を無料で譲ってくれました」と吉成さん。

 2階は、大判の美術書を始め、歴史、民俗学など人文学系の書物を中心に、文学や映画、北海道関係もそろう。棚の合間に木柱が多く立つのは、本の重さを考えた補強ではなく、かつて貸間だった時の名残らしい。

 ともあれ、薄い半透明なパラフィン紙に包まれた本や朱色の蔵書印が押された本などを見つけると、昔ながらの古書店巡りを思い出し、ついうれしくなってしまった。

 札幌市東区北26条東7丁目、電話011・214・0972

 (和田由美)

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