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水曜「働く・暮らす」【トップに聞く】

「大人」五十嵐慎一郎社長

写真:インタビューに答える五十嵐慎一郎さん=2018年6月22日午後、札幌市中央区、白井伸洋撮影 拡大インタビューに答える五十嵐慎一郎さん=2018年6月22日午後、札幌市中央区、白井伸洋撮影

写真:東京・銀座のコワーキングスペース「the SNACK」=東京都中央区 拡大東京・銀座のコワーキングスペース「the SNACK」=東京都中央区

 ■道内企業PR、若者の移住後押し

 ●空間・イベント企画会社「大人」五十嵐慎一郎社長

 ――北海道から若者が流出し、札幌市も人口減少局面に入りそうです

「私は小樽市出身ですが、周囲の優秀な友人は大学進学で東京に出てから戻らない。北海道は好きだし、戻れたらいいなという人は多いと思いますが、30歳前後で結婚し、家を買い、子どもができて、タイミングをどんどん逸してしまいます。ネックは仕事です。みんな道内にどんな企業や仕事があるか知らないんです」

 ――いい仕事があれば戻るきっかけになりますか

 「子育ては北海道の方が絶対いいですから。東京は面白い街ですが、空気や水は北海道には負けます」

 ――「札幌移住計画」という企画を続けているそうですね

 「北海道や札幌の少子高齢化に危機感を感じ、4年ほど前に札幌の友人と始めました。『働き方改革』が叫ばれ、パソコン1台あればどこでも仕事ができる。『副業』という形で北海道に関わることもできる。追い風が吹いている時代だと思います」

 「『東京に1日だけ札幌出現』と銘打って、札幌の企業関係者に年1、2回、東京に来てもらい、東京の人たちに北海道にもいろんな企業があることを知ってもらう場を提供しています。衣食住などの暮らし全般を紹介して、移住という選択肢を意識してもらう工夫もしています」

 ――秋には「北海道ドラフト会議」を開くそうですね

 「プロ野球の『ドラフト会議』のように、人材を求める北海道の企業や団体にとっての人材獲得の場にしようと考えています。北海道で住みたい、働きたい、という参加者たちに接触してもらい、雇ってもらおうというイベントです」

 「ドラフト会議は1泊2日を想定しています。交流会を1日目に開き、2日目は『ドラフト会議』をやります。参加者それぞれのPR資料やプレゼンをもとに、企業側がほしい人材を1〜5巡目くらいまで指名していくという流れです」

 ――規模はどれくらいを考えていますか

 「参加者は20〜30代、50人ほどを想定しています。北海道で何かやりたいという人たちが一堂に会して、交流してもらう。道外の人に道内の面白い、伸びている企業を知ってもらえればと思います」

 「また、企業だけではなく、自治体の参加も予定しています。企業と自治体が人材獲得競争を繰り広げるという新しい展開に期待しています」

 ――課題はありますか

 「継続は力なり。積み重ねてやることが大事。いまはいろんな会社の人に声かけして共同でやっていますが、法人化して資金や人材面などで安定的にできないか、検討しています」

 (聞き手・戸谷明裕)

    *

 いがらし・しんいちろう 1983年、小樽市生まれ。札幌南高、東大建築学科卒後、不動産コールセンター「アクトコール」入社。東京・銀座にコワーキングスペース「the SNACK」を立ち上げる。2016年、空間・イベント企画会社「大人」を設立し、現職。

 ■東京・銀座にコワーキングスペース

 空間・イベント企画会社「大人」は2016年7月に設立。約50人が使えるコワーキングスペース「the SNACK」を東京・銀座で運営し、個人事業者や近隣の会社員の隠れ家的スポットとして人気を集めている。平日は午前9時から午後11時、土日は午前10時から午後6時まで。

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