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レトロ建物グラフィティー【レトロ建物グラフィティー】

和創

写真:イラスト・松本浦 拡大イラスト・松本浦

■多様な畳 変わらぬミシンで

 豊平の南7条米里通りの四つ角に立つ「和創」は、1970年頃築の木造モルタル2階建てだ。正面の大きなガラス戸が目をひく。社長の田中和彦さん(49)によると、「この部分は畳のショールームとして使っていましたが、車が突っ込んで正面が大破し、今のようなオフィスに変わりました」。建物の右手には車庫と工場がある。

 畳の製造・販売業の和創は、同業社で営業を担当していた田中さんが、同僚と共に99年に立ち上げた。ひと口に畳といっても、新畳や張り替え(表替えや裏返し)など注文内容はさまざま。マンションの隆盛で、昔に比べると畳の需要は激減したものの、ハウスメーカーの依頼による一軒家の仏間や客間の注文は絶えないという。

 最近の傾向は、「縁の無い畳やモダンなデザインの畳など多様化しています。また、バリアフリーが普及したことで、段差を無くすために昔は50ミリあった畳の厚さが15ミリまで薄くなりました」。ライフスタイルの変化に合わせて、色物、柄物、和紙素材、縁無し、縁有りなど、製品は多岐にわたって進化。これが畳の部屋なのかと驚かされるほど、画期的な「カラー置き敷き畳」まで登場している。

 畳の話をうかがいながらオフィスを見渡すと、隅にある年代物の工業用ミシンが目にとまった。ゴザの縁を縫い付ける機械だそうで、半世紀もの間、働き続けている。変化し続ける畳の世界だが、変わらないものもあるのだ。

 ◇札幌市豊平区豊平1条2丁目 電話011・821・0157

 (和田由美)

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