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レトロ建物グラフィティー【レトロ建物グラフィティー】

JAIL CRAFT

写真:イラスト・松本浦 拡大イラスト・松本浦

■個性豊かなレザークラフト

 菊水エリアの裏通りで見つけた「JAIL CRAFT(ジェイル・クラフト)」は、かばんやベルトなどの革製品を生み出す工房である。主宰するのは、若きクラフトマンの油矢圭介さん(39)。昭和ハイツという名の木造モルタル2階建て(1970年頃築)1階部分を上手にリフォームして、2012年にオープンした。

 店内で目立つのは、ネットを張り巡らせた緑色の壁と青サビ風のエイジング塗装を施した木枠が異彩を放つショーケース。中には、高価そうな手製のバッグがずらりと並ぶ。

 また、米国の作家フィッツジェラルドが生きた1930年代製という真空管のステレオやユニークな装飾の丸椅子、ガラスケースに潜むどくろ人形などが目を引く。「ディズニーランドのホーンテッドマンション(幽霊の館)を意識して造りました」と語る油矢さんならではの遊び心が満載なのだ。

 札幌生まれの油矢さんは、札幌市内のレザークラフト専門店に7年ほど勤めたが、製作に関しては独学で覚えたという。注文を受けてからデザインから型紙の設計、裁断、縫製など完成まですべて一人でこなし、販売も自ら手掛けている。ちなみに、「JAILとは監獄という意味です」と油矢さん。日々ひたすら革すき機やミシンに向かう彼らしい、アイロニーを含むネーミングなのかもしれない。

 モーターバイクをこよなく愛する彼の個性が、革製品のデザインにも色濃く表れていて、まさしく世界にひとつしかない革細工がそろう工房である。

 ◇札幌市白石区菊水3条4丁目、昭和ハイツ2号館1階 電話011・795・6006

 (和田由美)

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