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07月03日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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レトロ建物グラフィティー【レトロ建物グラフィティー】

辻邸

写真:イラスト・松本浦 拡大イラスト・松本浦

 辻邸は、前庭にオンコの木が青々と茂り、屋根のてっぺんに乗っかる札幌軟石の集合エントツが目印。市電の停留所「東屯田通」から歩いて5分ほどの山鼻エリアにある。この家は、辻さんの母方の祖父母が定年後に終(つい)の住み家として一人娘の嫁ぎ先のそばに、1936(昭和11)年に建てたもの。

 木造平屋だが、玄関の上部に3本のスティックを組み合わせた飾り、妻壁には青いひし形の飾り、玄関横にはひし形のはめ殺し窓があるなど、和洋折衷のモダンな造りが目を引く、また、外壁は基本的に下見板張りだが、玄関と出窓の壁、母屋の妻壁は、ドイツモルタル(別名ドイツ壁)で塗られていて、しっくいや土壁とは異なる深い凹凸が生み出す陰影が美しい。

 1932(昭和7)年に、道路を隔てた斜め向かいに最初の辻さんの住宅が、先代の設計で建てられた。現在の家は、それをまねたものだそうで、古い家は残念ながら現存していない。

 内部は、玄関の上がりかまちを経てすぐに8畳の居間がある。「本当はその下に半畳ほどの囲炉裏があります。今は板で覆っていますが」と辻さん。その西側には4畳の広さのサンルーム、6畳と4畳半の和室がある。その6畳間は台所の横を通る廊下に通じ、裏庭に面した懐かしい縁側に出られる。昔ながらの木造家屋の魅力は、風が通り抜け、夏は涼しく快適なことだろう。

 裏庭の半分以上は家庭菜園として使われ、花畑には可愛らしいマリーゴールドが咲き、大きなクルミの木が実りの季節を迎えていた。

 ◇札幌・山鼻地区

 (和田由美)

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