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道内スポーツ【スポーツ・ニュース】

初の世界V、支援に感謝

写真:池崎大輔選手=札幌市豊平区 拡大池崎大輔選手=札幌市豊平区

 ■ウィルチェアーラグビー日本代表・池崎大輔選手に聞く

 オーストラリアで8月に開かれたウィルチェアー(車いす)ラグビー=キーワード=世界選手権で、日本代表が初優勝した。リオデジャネイロ・パラリンピック銅メダルに続く快挙だ。チームの主力で函館市出身の池崎大輔選手(40、三菱商事)が朝日新聞のインタビューに応じ、優勝でパラスポーツへの理解がさらに深まることを期待した。

 8月10日、シドニー。世界ランク4位の日本代表は、パラリンピックと世界選手権を通じて、初めて決勝戦に駒を進めた。相手は地元オーストラリア。リオ・パラリンピック金で世界ランク1位の強豪だ。

 池崎選手も「最後の最後までどうなるかまったく分からなかった」と話す一進一退の展開。最終Pで相手の一瞬の隙を突いた日本がリードを守り切り、62―61で初優勝を飾った。

 池崎選手は6歳の時、末梢(まっしょう)神経が障害を受け、四肢の筋力や感覚が低下する難病「シャルコー・マリー・トゥース病」と診断された。高校2年で車いすバスケットに出会い、「まだスポーツができるんだ」と喜びを感じたが、その後も病状が進み、悩んでいた。

 そんなときに声を掛けてくれたのが、ウィルチェアーのチーム「北海道ビッグディッパーズ」だった。2009年に入団。岩見沢市を練習拠点にしながら、三菱商事にも所属し、海外の強豪チームで練習を重ねるなどして実力を高めた。

 決勝後のインタビューでは感極まりながら、何度も感謝の言葉を口にした。「自分たちがなぜここに立つことができて、なぜ競技を続けることができているのか。そのことを思い出すと、自然に感謝の言葉が出てきました」という。

 パラアスリート、中でも北海道で活動する選手の中には「実力があるのにチャンスに恵まれていない人が、たくさんいると感じる」。今回の優勝でパラスポーツへの理解が深まり、選手たちの環境が向上するきっかけになることを強く願っている。

 「2020年の東京パラリンピックは大きなチャンス。さらに成長して、必ず金メダルを取りたい」

 (田之畑仁)

 ◆キーワード

 <ウィルチェアー(車いす)ラグビー> バスケットボールと同じ広さのコートで、車いすに乗った4人対4人で対戦。ドリブルやパスを駆使してボールを敵陣のゴールまで運び、得点を競う。1ピリオド8分を4ピリオド行う。

 選手には障害の程度によって1人ずつ持ち点が付く。出場選手の合計点に上限があるため、四肢に様々な障害がある選手それぞれに活躍のチャンスがある。

 パラスポーツで唯一、車いす同士の接触が許され、タックルの激しさから「マーダーボール」(殺人球技)と呼ばれた歴史を持つ。

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