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レトロ建物グラフィティー【レトロ建物グラフィティー】

苗穂駅跨線橋

写真:イラスト・松本浦 拡大イラスト・松本浦

■愛された姿 記憶に刻む

 鉄道線路の上を横切って架かる跨線(こせん)橋は、オールド世代にとっては、眺めるだけで懐かしさがこみ上げてくる光景だ。幼い頃、母と一緒に階段を駆け上がってホームからホームへと走り、発車時刻に間に合ってほっとした記憶などが思い出されるからだ。

 そんな昔のたたずまいを色濃く残すのが、今もひっきりなしに列車が往来するJR函館線苗穂駅の跨線橋である。昭和初期に建てられた苗穂駅の木造駅舎そのものが、道内でも今や珍しい存在だ。1910(明治43)年に開業。19(大正8)年には、札幌市電苗穂線の起点にもなった。26(大正15)年には、北海道鉄道(2代目)札幌線(後の千歳線)、31(昭和6)年には定山渓鉄道が東札幌駅を経由して乗り入れるなど、駅前は大変にぎわったそうだ。

 それほど由緒ある苗穂駅だが、11月17日には新駅舎がオープン。それに伴い、現駅舎も跨線橋も姿を消す。以前から地域に住む人たちの念願だった、サッポロファクトリーやアリオ札幌までのアクセスを良くするため、駅を現在地から札幌駅方面に300メートルほど移動させ、橋上駅舎を新設するからだ。

 新駅舎は鉄骨2階建てで、エレベーター2基が設置される。長らく愛されてきた跨線橋はJR北海道広報によると、「来年度になってから撤去する予定ですが、詳細や時期は調整中です」とのこと。鉄道ファンは今のうちに、跨線橋から眺められる列車の行き交う雄姿を記憶に刻みこんでおきたい。

 ◇札幌市中央区北3条東13丁目、電話011・221・1040

 (和田由美)

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