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道内スポーツ【スポーツ・ニュース】

輝く雪原、1670人が挑んだ

写真:一斉にスタートする第39回札幌国際スキーマラソンの参加者たち=いずれも札幌市豊平区 拡大一斉にスタートする第39回札幌国際スキーマラソンの参加者たち=いずれも札幌市豊平区

写真:完走に向けてラストスパートをかける佐藤さん 拡大完走に向けてラストスパートをかける佐藤さん

写真:左上:2位でゴールしたフスレンさん 右上:コースを進むバトゾリグさん 下:完走を喜ぶ村形さん夫妻 拡大左上:2位でゴールしたフスレンさん 右上:コースを進むバトゾリグさん 下:完走を喜ぶ村形さん夫妻

 ■札幌国際スキーマラソン

 第39回札幌国際スキーマラソン大会(札幌市、札幌スキー連盟、朝日新聞社など主催)が3日、札幌市豊平区の札幌ドーム周辺を発着点とするコースで開かれた。

 50キロ、25キロのスキーマラソンと11キロ、5キロ、3キロの歩くスキーに国内外の男女計1670人が挑んだ。小学生以下を対象にしたキッズチャレンジ100メートルには、3〜11歳の16人が参加した。冬晴れの下、選手たちは輝く雪原を思い思いのペースで駆け抜けた。

 ■84歳、50キロ最高齢が完走/佐藤さん26回連続出場

 男子50キロ参加者の中で最高齢だった佐藤丈史(たけし)さん(84)=札幌市南区=は、26回連続出場となった今回も見事完走した。

 大会には1989年から参加し、50キロには94年から毎年出続けている。この冬は体調が優れなかったこともあり、本番と同じ50キロを通して走る練習ができなかった。「完走できるか不安だった」というが、「スタートしたら、なんとかゴールしようと思えた」。タイムは5時間59分で、昨年から6分縮めた。

 トレードマークは、94年リレハンメル冬季五輪のノルディック複合団体で優勝した日本チームのユニホーム。この大会で20年以上身につけてきた。この日はゴール近くで、ユニホームに気付いた参加者に「佐藤さんですか」と声をかけられた。そこから並走し、一緒にゴールした。「転んだときには助けてくれた。今日一日ありがとうと言いたい」と感謝した。

 完走者に贈られたメダルを持ちながら、「26個ももらっちゃってどうしよう」と笑顔を見せた。スキーマラソンの楽しさは「ちゃんとトレーニングを積めば、沿道の景色を楽しみながら走ることができること」。もちろん、来年も参加するつもりだ。

 (平賀拓史)

 ■モンゴルから4選手初参加/日本が贈った板で練習

 今年は、大会初となるモンゴル人選手が4人参加した。さっぽろ健康スポーツ財団がモンゴルにスキー板を贈ったことがきっかけだった。選手たちは息を切らしながらも、コースを力強く駆け抜けた。

 4人は12〜35歳の男性で、いずれも3キロの歩くスキーに参加した。モンゴルの全国大会に出場し、優勝した経験があるフスレン・トモルチョウドルさん(14)は2位でゴールし、他の選手たちも後に続いた。

 モンゴルは貧富の差が大きく、日本で3万〜4万円するスキー板は高級品。雪は降るが、地方ではあまりスキーが普及していない。そうした事情を知った札幌観光協会前会長の星野尚夫さんが普及を図ろうと呼びかけ、財団が昨年10月、歩くスキー用の15セットを北部のブルガン県など3県に寄贈した。札幌市と財団が支援し、4人の出場が実現したという。

 ブルガン県のセレンゲ村には、これまでスキーをする人がいなかったが、寄贈を受けて中学校にスキー部を創設した。入部したバトゾリグ・バヤラさん(13)は昨年10月以降、毎日3時間練習し、今大会に臨んだ。教師らが雪を集めてコースを作り、練習環境を整えてくれたという。

 バトゾリグさんはゴール後、「板をもらってから、札幌に行くことを目標に練習してきた。もっと練習して、モンゴル代表としてオリンピックに出場したい」と夢を語った。

 財団の大聖(だいしょう)陽平事業係長は「モンゴルでのスキー普及と競技力の向上に期待している。また機会があればスキー道具を寄贈し、より多くの人にスキーの楽しさを知ってもらいたい」と話した。

 (遠藤美波)

 ■「終盤に街が見えて感動した」長野から参加の村形さん夫妻

 長野県松本市の会社員、村形政博さん(50)と薬剤師、恵美子さん(49)夫妻は初めて出場し、50キロを約5時間で完走した。

 日頃からマラソンやアルペンスキーに親しんでおり、今回の出場に向けて、昨年からクロスカントリーにも挑戦。毎週末に長野県白馬村のスキー場に通い、練習を積んできた。

 恵美子さんはレース後、「上りはつらいが、林や森の中を走れるのが面白い」。政博さんは「疲れて景色を見る余裕がなかったが、終盤、雪原の向こうに札幌の街が見えて感動した」と振り返った。

 普段、夫婦と一緒にスキーを楽しむ次男の周平さん(20)は富山県の大学に通っている。テスト期間中のため今回は出場できなかったが、恵美子さんは「次は周平とも一緒に走りたい」と話していた。

 (平賀拓史)

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