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水曜「働く・暮らす」【トップに聞く】

「ホステル トマール」マネジャー西川さん

写真:西川斐子さん 拡大西川斐子さん

写真:富良野市の外国人宿泊人数 拡大富良野市の外国人宿泊人数

 ■富良野でスキー、増える訪日客

 ●「ホステル トマール」マネジャー・西川斐子さん

 ――昨年6月に富良野市中心部にバックパッカー(低予算で国内外を旅する個人旅行者)向けの「ホステル トマール」をオープンさせました。ドミトリー(相部屋、ベッド数62)と個室があり、ドミトリーは1泊3千円台(時期によって変動する)。手応えはどうですか

 「予想を上回る数のお客さんにご利用いただいています。夏はほぼ満室。秋は胆振東部地震の影響で一時的に落ち込みましたが、冬もドミトリーの5〜6割が埋まっています」

 「富良野は夏は毎年、宿泊施設が足りなくなるほどたくさんの観光客が来られますが、冬もこれだけの方に泊まっていただけるとは予想していませんでした」

 ――宿泊客はどのような国から来ていますか

 「夏はアジアの方が8〜9割。道内に何日か滞在してレンタカーで札幌、旭川、美瑛と回ってくる方が多いですね。冬はオーストラリアやカナダなど欧米から来られる方が中心です。友人同士やカップルでスキーやスノーボードを楽しみに来る方が多く、平均で4、5泊、長い方だと10泊、20泊していく方もいますね」

 ――冬も多くの人が利用する理由は何でしょうか

 「道内のスキー場ではニセコが有名ですが、富良野も雪質が良いんです。冬は海外からスキーやスノーボードをじっくり楽しみに来る方が多く、スキー場や宿泊施設で互いに知り合いになり、SNSなどで各地のスキー場の雪質やコンディションなどについて情報交換しています。その中で冬のアウトドアを楽しむ場所として富良野の魅力が広まったこともあると思います」

 ――「トマール」が入る観光交流施設「コンシェルジュ フラノ」は空きビルをリノベーション(改修)したもので、市中心部の活性化が大きな目的でした

 「宿泊客で周辺の飲食店を利用される方もいます。富良野は食べ物がおいしい。海外からの観光客にそれを知ってもらうことで富良野の食の魅力も拡散され、中心部のにぎわいにつながることを期待します」

 ――課題はありますか

 「中心部にある宿泊施設と北の峰のスキー場をつなぐバスがもっと充実すれば、アウトドアを楽しむお客さんにとって便利になると思います。今は本数が少なく、特にスキー場に向かう時間帯に便がないので、タクシーに相乗りするお客さんが多い。また、『トマール』の中にスキー板やボードを置くスペースを増やす必要性や(宿泊者用の)駐車場の管理の難しさも感じています」

 「冬はまだまだ海外からの観光客を取り込めると考えています。そのために、ホームページはもちろん、SNSでの情報発信にも力を入れたいと思います」

 (聞き手・井上潜)

    *

 にしかわ・あやこ 1982年、富良野市生まれ。北海学園大(札幌)卒業後、専門学校に通って栄養士の資格を取得し、家業の食品会社を手伝う。2018年6月の「ホステル トマール」オープンと同時にマネジャーに就任。スタッフ8人と切り盛りする。

 ■中国・香港・台湾の順

 富良野市によると、同市を訪れる外国人の宿泊人数は2002年度の5940人から10年度の2万3325人に急増。東日本大震災の影響で一時的に減ったが、14年度には5万人を突破し、17年度には7万8395人に。17年度の宿泊客数を国・地域別に見ると、中国が約2万6千人で最多。香港(約1万5千人)、台湾(約1万人)が続いた。

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