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金曜「ライフ・楽しむ」【わたし色】

性別にとらわれない… 美馬のゆり

写真: 拡大

 ■性別にとらわれない社会の実現へ

 ●公立はこだて未来大教授・美馬のゆりさん

 少し前の話になりますが、3月8日は国際女性デーでした。本紙でもこの週、Dear Girlsという特集が組まれ、1面から経済面、科学面、文化面、スポーツ面でも関連記事がありました。男女格差を示すジェンダーギャップ指数は日本は149カ国中110位。性別にとらわれず生きられる社会はいつやってくるのでしょうか。

  □  ■  □

 私はその週、仕事で米国カリフォルニア州にいました。そのとき2人の女性から別々に同じ話を聞きました。それは、セクハラ研修のビデオを見る宿題があるということです。一人は大学教員、もう一人は企業のエンジニアです。

 昨年カリフォルニア州の労働関係法が改正され、従業員5人以上の事業所に2年に1度、管理職は2時間、非管理職は1時間のセクハラ研修が義務付けられました。2020年以降は臨時従業員でも、採用後30日か100時間以内に研修が必要になります。法制化までするとは驚きです。

 研修を実施する側も受ける側も負担になりそうですが、何か問題が起こった場合、研修を行っていなかったとなると、管理責任が問われます。友人たちは、研修を受けることは時間が取られ、すぐに効果があるとは思えないけれど、ゆっくりでも世の中を変えていくことには賛成とのことでした。

  □  ■  □

 セクハラの問題は性的なものから、ハラスメント(いじめや嫌がらせ)として、仕事上での上下関係を利用したもの(パワハラ)や、さらには宗教や民族、人種の問題などにも広げて考えることができます。目標は、多様な性や生き方、考え方などを認め合う社会の実現です。

 私は子どもの頃、女の子なのに理屈っぽい、理数系が得意、勝ち気、おてんば、といわれることに違和感を感じていました。今では、論理的に考えることや、意見を述べることなどは、男女にかかわらず褒められることなのに。

 私たちの会話をそばで聞いていた友人の10歳の娘が質問してきました。「大学では妊娠すると仕事を辞めさせられるの?」「それは違法よ」「じゃ会社は?」「それも同じく違法」「ふーん、続けられるのね」。こういったことが家庭内で話題になることもその効果の表れでしょう。

 日本では家庭でも、学校でも、職場でも、地域でも、まだまだ見直すことがありそうです。十人十色。老若男女、年齢や性別にとらわれず、本コラムの題でもある「わたし色」に生きられる社会になって欲しいものです。変化を待っているのではなく、一人ひとりが意識することで実現できるのではないでしょうか。

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