さっぽろカフェグラフィティー【さっぽろカフェグラフィティー】
土土カフェ
■素朴な器に有機コーヒー
13年前にオープンした“GALLARY土土”に併設の「土土カフェ」は、市電西線16条の停留場から徒歩3分の閑静な住宅街にある。
店主の飛鳥友宏さん(38)と妻の遼子さん(37)が、東京の飲食店を経て2017年春に開店。「生まれた子供を育てる環境として、実家のある札幌が望ましいと転居しました」と遼子さんは話す。
建物は、母親が経営するギャラリーだった。ドリンクも提供していたが、本格的なカフェに一新、カウンター5席に2人掛けボックス四つを用意する。吹き抜けの天井が開放的なギャラリーと庭が見渡せるカフェから席が選べ、定番はオーガニックコーヒー「土土ブレンド」450円。
実兄が主宰する「どっこい窯」の素朴な器で出され、苦みと酸味のバランスが実に良い。少し濃いめなので、私は半分をそのまま飲み、残りをミルク&砂糖入りにして2度楽しむ。豆は、札幌西区の有機コーヒー専門店「珈和堂(こうわどう)」のオリジナルブレンドを使う。
友宏さんが作るカタラーナやシフォンケーキなどのスイーツも人気で、その日のおすすめ4種の「デザート盛り合わせプレート」800円もある。夜は手打ちパスタを中心に、イタリア料理が各種そろう。
店舗は通りから奥まって建つが、日当たりが良く、店内にも日差しがあふれる。家に帰った気分でくつろげるので、ゆったりとティータイムを過ごせるだろう。
◇札幌市中央区南15条西15丁目、電話011・563・0212
(和田由美)
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