さっぽろカフェグラフィティー【さっぽろカフェグラフィティー】
喜茶ゆうご
■古民家 木の温もりと美しい庭
宮の沢の住宅街にある「喜茶(きっさ)ゆうご」は、道産スギを使う下見板張りの外壁が美しい古民家カフェ。わかりにくい場所を探り当て、たどり着くと、まず素朴な裸電球の灯(とも)る薪小屋が目に入り、その横に立つ店舗にも温(ぬく)もりある看板に裸電球が灯り、客を優しく迎えてくれる。
店内は庭が眺められ、季節には濃いピンクの八重桜や黄色のツツジなどが百花繚乱(りょうらん)と咲き誇る。店主の吉守雄五さん(44)・真理子さん(36)夫妻は、祖父母が住んでいた家を改築して、2011年にオープン。「祖父母が愛した庭を大切に生かし、どの席からも眺められるように設計しました」と雄五さん。
木の温もりに満ちた店内には、テーブル席が7つ。水回りのある6席のカウンター正面にも細長く窓が設けられ、2席しかない入口すぐの小さなカウンター席も庭を眺めるには特等席だ。
また、壁には身体に優しい天然素材の珪藻(けいそう)土、天井や床には道産エゾマツなどを使う。そのせいか店全体に優しい空気が流れ、心が和む。
ブレンドコーヒーは、浅め、中深、深めの3タイプから選べて、各500円。豆は中央区宮の森にある珈琲(コーヒー)堂の自家焙煎(ばいせん)を使う。
フードメニューも充実し、きのこと興部ベーコンのクリームスパゲティ1080円やえびドリア980円などが人気。手づくりケーキやパフェ類も揃(そろ)い、地域で愛され続ける、文字通りの隠れ家カフェである。
◇札幌市西区宮の沢3条4丁目 電話011・555・5870
(和田由美)
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