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火曜「学ぶ・育む」【図書館発!おすすめ本箱】

『生きる冒険地図』

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 ■困った時、開いてごらん

 『生きる冒険地図』著・プルスアルハ 文と絵・細尾ちあき

 ●由仁町ゆめっく館司書・池田聡美

 つらい時、手にした本の中の言葉や登場人物の生き方に助けられることがあります。

 今日紹介するのは、ノートのような薄い薄い本。これは、読み物ではありません。偉人の言葉や人生訓が書かれているものでもありません。子ども達に向けて書かれた、人生を生き抜く知恵や自分の身を守る方法が、親しみやすい手書き文字とイラストで記された本です。

 例えば、学校生活を乗り切る知恵や親から虐待を受けたときに相談できる連絡先、SOSを出すための公衆電話の使い方など、いろいろな事情を持つ子ども達と出会ってきた著者からのメッセージがちりばめられています。

 大人も生きるのが大変な時があるように、子どもにもそんな時はあるでしょう。コミュニティーが狭い学生時代は特に。何年か前、鎌倉市の図書館が夏休み明けの子ども達に向けて「学校が始まるのが死ぬほど辛かったら図書館においで」というメッセージをツイッターで発信しました。図書館にも子ども達の成長をそっと見守る大人がいます。「誰が利用しても良い図書館」という空間や本の言葉で応援したいと、選んだ本を書架に並べ、日々業務に励む司書たちがいるのです。

 こういう本が必要になる子はいない方が良いけれど、「困ったときはこの本を開いてごらん。あなたの心をラクにしてくれるかもしれないよ。」という思いをこめて、本棚の片隅に忍ばせてあげたいお守りのような本です。

 (学苑社、1200円)

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