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ひと@讃岐

古楽で世界を魅了 柴田俊幸さん

写真: 拡大

 高松高校でベートーベン「第九」を指揮したのが、音楽の道を進むきっかけに。フルートを習ったことはあったが長続きせず、プロなんて思ってもみなかった。音楽の先生に名指しされて指揮台に上がり、オーケストラと合唱団を束ねると、音で表現する面白さと達成感に満たされた。音楽でなら、胸を張って人前に立てると感じた。

 いまベルギーに拠点を置いている。バッハやビバルディが生きた時代の音楽を、当時の楽器と奏法で再現する「古楽」の本場だ。

 奏でるのは、フルートとその前身である木管楽器フラウト・トラベルソ。フラウト・トラベルソは、音楽が立派なホールではなく、貴族の私邸で奏でられていた時代の楽器だ。そばにいる人に親しくささやきかけるような、素朴で柔らかな音色が魅力という。

 かつて古楽に救われた。フルート奏者として軌道に乗り始めた4年前、思うように体が動かなくなった。人よりうまく吹かなければと自らを追い込み、ストレスを感じていた。転機が古楽のコンサートだった。「心にすっと入ってくる懐かしさがあった」。とりわけ引き込まれたのがフラウト・トラベルソ。楽器は音楽を表現するためのもので、コンクールの勝敗を決める道具ではないと確認できた。

 2年前から高松市で「たかまつ国際古楽祭」を開く。地元の人に古楽と親しんでもらうのはもちろん、国内外から招いた演奏家に故郷を知ってほしいとの思いも込める。

 9月9日にはレクザムホール(高松市)で凱旋(がいせん)公演も控える。ソリストとして古楽器オーケストラと共演する。「高松は特別な場所。音楽で恩返しができれば」。問い合わせはホール(087・823・5023)へ。

(尾崎 希海)

2019年6月18日

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