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教育【青春スクロール】

桐蔭学園(6)

写真: 拡大

写真:(左上から時計回りで)小倉淳さん、向井政生さん、鈴江奈々さん、岡田友香さん 拡大(左上から時計回りで)小倉淳さん、向井政生さん、鈴江奈々さん、岡田友香さん

■想像できなかった アナウンサーの自分

 アナウンサーとして活躍する桐蔭学園高校の卒業生たちは、在学中、いまの自分の姿を想像もしなかったという。

 日本テレビの人気アナウンサーからフリーに転じた小倉淳(58、1976年卒)は、髪が長すぎると丸刈りにされたという抜き打ちの頭髪検査を逃れるため、涙ぐましい努力をした。検査は月に1、2回。「そろそろかなと感じた日は、先生たちが校門に並んでチェックを始める前に登校した」と笑う。当時は父と同じ建築士を目指したが、第1志望の大学の工学部に合格できず、別の大学の法学部へ。そこで放送部に入ったのが転機となった。「失敗の先には新しい可能性がある、と思えるようになった」と話す。

 「JNNニュース」などを担当するTBSアナウンサーの向井政生(52、82年卒)は「地味でおとなしい生徒」だった。部活動は生物部。校舎の周りは自然が残っていたので、ヘビを素手で捕まえては飼育した。その頃の印象からか、同級生たちはテレビカメラの前で話す今の姿に驚くという。ただ、当時から物まねが得意で、特に1年かけてマスターした「志村けん」は大いに受けた。「将来、声の仕事にかかわる素地があったのかな」と振り返る。

 仙台放送アナウンサーからフリーになった岡田友香(92年卒)は、大学受験をめざして勉強漬けの日々だった。しかし、3年になって男女一緒に同じ授業を受けるようになると、友だちは一気に増えたが、成績は下がった。「それまで放課後は図書室で勉強していたのに、友だちとおしゃべりして過ごすようになったから」と笑う。また猛勉強に戻ったが、「アナウンサーになるなんて、当時は思ってもみなかった」。

 日本テレビアナウンサーで「news every」を担当する鈴江奈々(35、99年卒)も「アナウンサーになることは1ミリも考えていなかった」と振り返る。ダンス部に入り、クローンを題材にした創作ダンスで2年の時に全国大会で上位入賞。訴えるテーマや内容、音楽、衣装などを部員全員で考えて練習したという。「仲間と協力して一つのものを生み出す素晴らしさ、一体感に感動した。もう一度できるなら、あの時代に戻りたい」と話す。

 桐蔭学園では学校として積極的に国際交流や語学教育を進めている。アメリカの名門高校や、ニュージーランドの名門私立中学・高校と提携。生徒たちは数週間にわたる語学研修や、数カ月間の長期留学をすることができる。在校生の家庭は、日本に来た留学生のホストファミリーになることも多い。

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