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教育【青春スクロール】

清泉女学院(5)

写真: 拡大

写真:誰も知らないような現象を追究する野村 拡大誰も知らないような現象を追究する野村

写真:機会があれば何でも設計したいと話す手塚 拡大機会があれば何でも設計したいと話す手塚

■共に楽しみ信じる教え 今の仕事に

 化学の授業で、ゴムの原料、ブタジエンを習った時のこと。現校長の高倉芳子が黒板に構造式を書き、「ねぇ、この二重結合、伸びそうじゃない?」。

 「まさにゴムみたい、と思わされた。教えるだけでなく、一緒に楽しむ、みんなでよい方向に持っていく心持ちで、接してくれた」と話す野村淳子(54、1982年卒)は、東工大で物理化学を研究する。

 清泉ではソフトボール一筋。自分の代は部員2人で公式戦には出られなかったが、その分、先輩には可愛がられ、後輩の打撃やノック指導に精を出した。

 語学が好きで、中2の時、地球儀を眺め、話者が多そうな言語を調べた。英語とスペイン語は学校で習得し、NHKのラジオ講座で仏語を自習。国際会議で大いに役立っている。

 教師の接し方や部活での人間関係は、学生を指導する今、指針となっている。「成績は散々で、教える立場には最も遠そうな生徒だったけど」と笑う。

 建築家の手塚由比(49、87年卒)は、屋根に上って遊べるドーナツ形の幼稚園などの設計で知られる。

 夫と事務所を開くも仕事が少なかった時、清泉の同級生が自宅の設計を依頼してくれた。それが高評価を受け、「高尚なテーマでなくても、使う人の視点を代弁するようなよいものを作れば通じる」と実感した。

 もとは「何でも参加したい子」。宗教研究会で聖書に親しみ、福祉施設に通ってオムツを畳んだ。授業で数学も哲学につながっていると聞けば興味を深め、城跡である校内の山を生物教師と探索する「わくわく生物クラブ」も結成。「植物と対話できる」と思うほど生物に詳しい教師は、指導役を快く引き受けてくれ、ときにはアオダイショウにも親しんだ。

 様々に興味を広げる中で「どう、よく生きていくか、何のために生きるのか、を考えるようになった」。住宅から病院、教会、寺院など、どんな種類の建物でも、「人が幸せになるための設計」と考えながら手がける今につながる。

 「グランツリー武蔵小杉」など商業施設や企業のプロデュース、商品開発コンサルティングなどを手がける柴田陽子(46、90年卒)は、「手がかかる、不良」だった。友人が悩みを抱えると登校せずに2人でホテルにこもり、上履きのまま学校を抜け出したこともある。

 でも、「あなたとお話がしたい」とシスターに呼ばれ、聖書の話を聞くと悪いことをしたなと感じた。暗記科目は苦手だが、その場で考えて解く科目は得意。授業を聞いていないと注意されたある科目の試験では、意外に点数がよく、「あなたがいかに深く考えているかわかった。表面的な態度だけで判断して申し訳なかった」と謝られたことも。「シスター方に、人を完全に信じた態度で言われるのは、強烈な印象だった」

 社長になった今、同じように元気のよい女子校出身の社長にも多く出会う。「娘がいる周りの人にも、女子校はいいよって伝えています」

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