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祇園祭2016【祇園祭2016】

大船鉾の「龍頭」復活 大丸との縁

写真:新調された大船鉾の龍頭 拡大新調された大船鉾の龍頭

 一昨年、150年ぶりに復活した下京区四条町の「大船(おおふね)鉾」。今年は船首に、新調した「龍頭(りゅうとう)」がお目見えする。

 四条町はかつて、北四条町と南四条町に分かれていた。北四条町が巡行する時は龍頭、翌年の南四条町の時は大金幣(きんぺい)を掲げた。大金幣は現存するが、龍頭は幕末1864年の禁門の変で焼失した。

 保存会が龍頭の復興に本格的に取りかかったのは4年前。大船鉾復興検討委員の建築史家水野耕嗣さんが、江戸時代後期に京都で活躍した彫刻師、九山(くやま)新之丞(しんのじょう)・新太郎親子の作品である可能性がある、と指摘したのがきっかけだった。

 九山新太郎は、瀧尾神社(東山区)拝殿の天井にある全長8メートルの龍の彫刻の作者。天保11(1840)年、大丸に長く勤めた人物が、この龍を寄進したと伝わる。創業者の下村彦右衛門が社殿を寄進するなど崇敬が厚く、大丸は今も瀧尾神社と関係が深い。

 一方、現在の大丸京都店は、かつて大船鉾の巡行を支援した「寄町」にあることがわかった。保存会は大丸との「縁」を感じ、瀧尾神社の龍を参考に、焼失した大船鉾の龍頭を作ることに決めたという。

 その後、瀧尾神社の龍の頭を水野さんが調査した際、胴体は天保のスギで、頭部はそれより数十年前のヒノキであることがわかった。水野さんは「新之丞が彫った大船鉾の龍頭の試作品を利用して、息子の新太郎が拝殿の龍として完成させたのでは」と推測する。

 保存会理事の木村宣介さんは「神様の思(おぼ)し召しで、龍頭が新調できたように思えてならない」と話す。

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