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宇治小倉新聞

アジ−ル舎の10年 <上>

写真:「ころぽっくるの家」と、(左から)アジール舎の「子どもフリースペースすぷりんぐ」館長の原田康信さん、亀口公一さん、誠子さん=宇治市槙島町 拡大「ころぽっくるの家」と、(左から)アジール舎の「子どもフリースペースすぷりんぐ」館長の原田康信さん、亀口公一さん、誠子さん=宇治市槙島町

 ▽子ども視点 心癒やす

 JR宇治駅から北へ約1キロ、宇治市槙島町の住宅街に「NPO法人アジール舎 ころぽっくるの家」の看板がかかった2階建ての建物がある。

 アジール舎は2007年、亀口公一さん(67)が設立した。亀口さんは公立の療育施設で施設長を務めるなど、障害者や児童の支援に32年間かかわってきた。そのなかで、子どもたちが目に見えないところで傷ついているのを感じていた。何らかの形で子どもたちを支援する事業ができないか……。それが立ちあげのきっかけだ。

 05年4月に、娘夫婦が宇治市五ケ庄で地域の憩いの場となるコミュニティーカフェ「アジールカフェ」を始めた。「アジール」は、「侵すことのできない場所」を意味するギリシャ語が語源。亀口さんは「与えられた課題に自由に取り組む場」との意味を込めた。カフェでアジール舎の設立総会を開き、「アジール心理発達相談室」を開設した。

 小学校教師だった妻の誠子さん(66)もアジールカフェができたころに早期退職し、カフェの2階で1対1の学習指導「アジール親子塾」を始めた。家族の思いがこの場所でひとつになった。

 ただ、子どもたちの支援の場となる物件探しは難航した。07年暮れから08年にかけてやっとめどがたち、同年4月、いまの建物で、発達障害児らの通所施設「児童デイころぽっくる」を始めた。

 「当時、ある意味ではどこにもなかった『子どもファースト』の観点で療育をする施設にしよう。そこからいろんなことが生まれてくるだろうと思った」と亀口さん。アジール舎の事業が拡大してきたいまも、「子どもの視点」をいちばん大切にしている。

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