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宇治小倉新聞

アジ−ル舎の10年 <中>

写真:「ころぽっくるの家」のプレールームで遊ぶ子どもたちとスタッフ=宇治市槙島町 拡大「ころぽっくるの家」のプレールームで遊ぶ子どもたちとスタッフ=宇治市槙島町

 ▽一緒に片付け 育つ心 

 亀口公一さん(67)は「アジール舎を設立したころから、『気になる子ども』を持つ親たちの間で、『何歳になったら言葉を話し、何歳になったらこういう運動ができるようになり……』というような『定型発達幻想』のようなものを抱く傾向がみられるようになってきた」と話す。

 明らかな障害ではなく、大学に行けるか、就職できるか、というような将来の不安につながっていくような細かな発達に対する関心が多くなり、アジール舎にも多くの相談が寄せられるようになった。

 ある平日の午後、未就学児たちのプレールームを訪ねた。おやつの時間が終わってとびはねる子どもたち。ゴミ箱のゴミを散らかしてしまった女の子がいた。スタッフの女性が「一緒に片付けようね」と女の子に声をかけて片付けを始める。「療育支援員のていねいな働きかけで、子どもは自分の行為の意味を知ることができるのではないでしょうか」と亀口さん。

 アジール舎の法定事業はいま、未就学児対象の児童発達支援事業「ころぽっくる」(定員10人)、就学後の放課後等デイサービス「はらっぱ」(同)に加え、訪問支援「子ども訪問ころぽっくる」、子ども発達相談支援室「ぴりか」の四つに拡大した。

 現在、「ころぽっくる」に約40人、「はらっぱ」に約70人が通う。火曜〜土曜までの週5日なので、すぐに受け入れの上限に達する状態が続いている。「はらっぱ」には、開所当時から通い続けている子もいる。

 「子ども訪問ころぽっくる」は、集団生活に適応困難なケースについて、専門家が保育所や学校などを訪問し、適応できるようにする手立てを教員らと一緒に考えるものだ。なかなか実現に至らなかったが、今年1月から、市内の2小学校で最初の試みが始まった。

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