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回顧2015

【4】朝日町中3致死事件裁判

写真:遺体が見つかった空き地には今もメッセージの書かれたボードが掲げられている=朝日町埋縄 拡大遺体が見つかった空き地には今もメッセージの書かれたボードが掲げられている=朝日町埋縄

■DNA鑑定の力を実感

 県警はどうやって、逮捕当時18歳の少年を容疑者として割り出したのか。取材を重ねても分からず、知りたいと思っていた。

 朝日町で2013年8月、中学3年の女子生徒が遺体で見つかった事件。3月に津地裁であった裁判員裁判で、その答えが明らかにされた。決め手はやはり、DNAだった。

 遺体が見つかったのは発生から4日後。見つかるまでに雨が降った。容疑者のDNAが見つかるのは困難と思われていた。しかも、事件当日は四日市市で花火大会があり、花火が見える現場周辺には県内外から見物客が多数集まっていたとみられる。当時の捜査幹部は「容疑者は県外か、県内か、近くに住んでいるのか。移動手段は徒歩か、車か、自転車か。捜査範囲が広すぎて、本当にわからなかった」と振り返った。

 だが、公判によると、発生から3カ月後、捜査が急展開したという。

 県警科学捜査研究所が、女子中学生のスカート、キャミソール、長袖シャツを細かく切り分けて分析すると、ところどころにDNAが検出された。しかも、2010年に現場近くであった未解決の器物損壊事件の際に残されたDNA型と一致した。

 「容疑者は現場近くに住んでいるに違いない」。容疑者を割り出す作業に入り、少年が浮上した。少年が飲食店で使った割りばしから唾液(だえき)を鑑定し、DNA型が完全に一致した。逮捕の最大の決め手になった。

 「DNAが見つからなかったら、未解決のままだったかもしれない」と幹部は話す。

 県内では1997年に旧上野市(現・伊賀市)のホテルであった殺人事件も、事件から16年後の2013年2月、DNAが決め手で容疑者が逮捕された。

 ごく微量の試料さえあればDNA鑑定ができ、有力な証拠となる。科学の進歩で事件解決への道が広がることを、改めて気づかされた。(後藤一也)

◎中3女子致死事件

 2013年8月25日夜、四日市市に住む中学3年の女子生徒(当時15)が花火大会の帰りに行方不明になり、4日後の29日、朝日町の空き地で遺体が見つかった。14年3月、現場近くの少年(当時18)が逮捕され、翌月に強制わいせつ致死と窃盗の罪で起訴された。

 津地裁は今年3月、懲役5〜9年の不定期刑を少年に言い渡した。名古屋高裁は9月、検察側の控訴を棄却し、一審が確定した。

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