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10月16日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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独眼流

カメラ、止めたくなることも

 新聞社もネット上での発信が増え、私たちカメラマンは動画の撮影を求められることが増えた。

 ただ、写真と動画をひとりで撮るのは想像以上に難しい。

 例えば昨年10月、金足農業高校の吉田輝星投手がプロ志望届を提出した後の会見でのこと。「カメラを三脚に固定して動画も撮って」と上司から頼まれた。あらかじめ決められた場所で話すだけ。写真撮影に集中しても動画は撮れると思った。

 しかし、実際には最初の数分間、吉田投手は丁寧に立ってマイクを握った。最も重要な、自分の言葉で志望理由を話す場面で映っていたのは、彼のおなか。声だけは記録できていたので、会見後の侍ポーズの映像に、志望動機を語る声を編集で重ねる荒業で救ってもらった。

 別の現場では、動画を撮影していたばかりに、もっとも絵になる瞬間を写真で撮り逃すという経験もした。読みが甘いと言われれば返す言葉もない。だが、現場では予想通りに物事が進まないことも多い。

 写真のため一瞬を逃さず狙うことに慣れた身としては、同じ現場で二兎(にと)を追うのはつらい。写真と動画、どちらも中途半端になるからだ。

 若い世代にニュースを届けるために、動画を撮る重要性は高まるばかり。動きと音のある動画には写真と違う面白さも感じる。とはいえ、「カメラを止めるな!」(実際には「できるだけ動画も撮って」)と上司に迫られても、現場では、正直言って止めたくなることもある。(福留庸友)

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