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10月17日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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独眼流

経験という財産携え異動先へ

 3・11を初めて被災地で迎えた。当日は朝から雨と強風でスーツはびしょびしょに。仙台市若林区の荒浜でも、雨の中で多くの人たちが手を合わせていた。震災で友人を亡くしたという20代女性の言葉が頭から離れない。「忘れないでね、って泣いているみたい」

 記者になって初めてのこの1年、県内で震災関係の取材を多く経験した。写真や映像だけでは分からない圧倒的な現実に言葉を失った。伝え続けなければ、と思った。

 振り返ると、自分の記事に読者から初めて反響を頂いたことが印象深い。昨年5月、この記者コラム「独眼流」を読んだ読者からのエールだった。掲載日の朝早く、仙台総局に出勤すると、A4判の紙1枚がファクスで届いた。そこには一言、「朝日新聞仙台総局和田翔太様 頑張れ!!」とあった。「自分の記事を読んでいる人が本当にいるんだな、もっとがんばろう」と思えた。その紙は今も机に貼り付けている。上司に怒られたり、くよくよしたりした時にいつも見る。春から異動する静岡にも持って行くつもりだ。

 その時の「独眼流」では、石巻市立大川小学校をめぐる高裁判決の記者会見に出席した経験を書いた。津波で亡くなった子どもたちの遺族の思いを受け止めきれず、気持ちが高ぶって会見場の部屋を出てしまった。今思うと、記者として失格だったと思う。

 こうした経験すべてが自分の財産だ。異動先でも震災報道に関わっていければ、と思う。(和田翔太)

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