メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

09月21日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

新着記事一覧へ

このエントリーをはてなブックマークに追加

教育@新潟【にいがたで学ぶ】

大学生活、世界が広がる 宮崎香蓮さん

写真:宮崎香蓮さん=谷本結利撮影 拡大宮崎香蓮さん=谷本結利撮影

 俳優の宮崎香蓮さん(18)はこの春、長崎県の高校から早稲田大学社会科学部に入学し、大学生活に踏み出した。両立は大変と思いきや、「芸能界だけじゃなく、色んな仕事を目指す子がいて、私も頑張らなきゃと思う」。はかなげな外見とは裏腹に、笑顔ではつらつと話す宮粼さんに、仕事へのモチベーションにつながっている大学生活の魅力を語ってもらった。

――大学進学を決めたのはどうしてですか。
 高校進学の時に、上京して芸能活動をするか、地元に残るかで悩みました。周りの大人から、「勉強しておいた方がいいよ」と言われ、私も「大学生活を経験してみたい」という思いがあって、大学進学を意識するようになりました。
 大学生って、中高生とは違った自由な雰囲気がありますよね。「大学は楽しい」という声を聞くし、あこがれがありました。高校に進学すると決めた時、大学に進むことも決めました。

――高校時代は、仕事と勉強の毎日でしたよね。
 映画は、夏休みの1カ月間に集中して撮影していましたが、ドラマは3カ月にわたるので、東京と長崎の間を行ったり来たりしました。当時は大変でした。

 予備校が付近に少ない母校は、勉強を学校でしっかりやらせるという姿勢でした。朝7時半から午後6時半までやることもありましたが、そういう環境があったから、勉強も頑張れたと思います。

 それに私、負けず嫌いなんです。仕事を理由に、成績のことを言われるのが嫌でした。仕事から戻ると授業は進んでいるけど、友達に負けたくない。がむしゃらでしたね。

――進路を早稲田大学社会科学部に決めたのは?
 祖父が早稲田大学の出身で、著書を映画化した「まぼろしの邪馬台国」で共演した吉永小百合さんの母校でもあります。最初はあこがれしか持っていなかったけれど、オープンキャンパスで、学生の活気にあふれたところを見て、「ここに行きたいな」と思うようになりました。

 学際的な勉強ができる社会科学部は、好奇心旺盛な自分には合っていると思って選びました。高3の夏に推薦入試を受けようと決めてからは、小論文対策が大変でした。毎日書いて、先生に見てもらいました。
 年明けに試験に受かった時は本当にほっとしました。映画のキャンペーンでご一緒した時に、吉永さんに「勉強はしておいた方がいい」と言われていたので、同じ大学に入れたのは本当にうれしかったです。

――今はどんな勉強をしていますか。
 「社会デザイン論」という講義がユニークで好きですね。道路のデザインが人の生活までデザインすることになるとか、戦後から現在までの街の写真を映してその変化を解説してくれたりとか。

 平和学にも興味があります。私の出身の長崎県は、原爆を落とされた場所の一つ。仕事で実力をつけて、いつか朗読や何かの形で、平和にちなんだ仕事がやれたらいいなと思います。そのときのために、しっかり学んでおきたいです。

――キャンパスライフは楽しめていますか?
 思い切り楽しんでいます。中国語の講義をとっている女の友達6人がとても仲が良くて、LINE(無料通話できるスマートフォン用のアプリ)でいつも話しています。

 今日のお昼ご飯も、空き教室で食べて、お菓子パーティーになってしまいました。早慶戦に行ったり、友人と大学周辺のカフェ巡りをしたり。「早稲田に来たなぁ」という感じです。

 仕事ではない、普通の宮粼香蓮として過ごせる環境があるというのは大きいですね。講義で教授の話を聞くのも、自分の視野が広がるなと感じます。

――大学で刺激を受けることは?
 みんな志が高いんです。自分の夢のために、留学を準備している子もいるし、政治家の話を聞きに行っている子もいる。芸能界だけじゃなく、色んな仕事を目指している子が身近にいて、それを感じることで、「私も頑張らなきゃ。負けてられないな」という気持ちにさせられますね。大学に入らなかったら、こんな出会いは無かったと思います。

 コンテストで一緒に入賞した子たちが芸能界で活躍しているのを見ると、多少は焦りもありますけれど、自分が決めたこと。高校3年間が無かったら、今の出会いはないと思っているので、後悔はありませんね。

――大学在学中にやりたいことは?
 海外に行ってみたいです。英語圏にも行きたいけれど、料理や風景が好きなので、イタリアにも行ってみたくて。アマルフィや水の都や、教会や、きれいな景色を自分の目で見てみたいです。海外の文化に触れて、色々な経験も積んでみたいです。

――進路を考えている高校生にアドバイスを。
 私が心がけていたのは、テストの点数や順位など、小さな目標を作ること。それを少しずつクリアしていって、大きな大学合格という夢につなげました。「遊ぶ時は遊んで、勉強する時は勉強する」という切り替えも大事だと思います。

 どの大学に進むか悩んだら、オープンキャンパスに行って、自分の目で大学を見て、雰囲気を感じてみるといいと思います。たくさんの人が集まる大学は、自分の世界が広がる場所だと思うので、ぜひ挑戦してほしいです。
(水野梓)

     *

 みやざき・かれん 1993年、長崎県島原市生まれ。2006年の全日本国民的美少女コンテストで演技部門賞を受賞。「まぼろしの邪馬台国」の著者で作家の故宮粼康平氏の孫。08年に映画「チェスト!」でデビューし、映画化された「まぼろしの邪馬台国」(08年)やドラマ「バッテリー」(同年)、映画「育子からの手紙」(10年)などに出演。7月3日にスタートしたフジテレビ系ドラマ「GTO」では教え子を演じる。

PR情報

ここから広告です

PR注目情報

新潟総局から

身近なニュースをおしえてください。身の回りの出来事、ニュースや記事へのご感想などをお寄せください。
メールはこちらから

朝日新聞 新潟総局 公式ツイッター

注目コンテンツ

  • 写真

    【&w】カカドゥの不思議な野鳥たち

    ノーザンテリトリー〈PR〉

  • 写真

    【&TRAVEL】遊び心満載の豪華客船

    船上でサーフィン?〈PR〉

  • 写真

    【&M】廃虚の朽ち果てていく美しさ

    「変わる廃墟展 2019」

  • 写真

    【&w】劇場鑑賞券を3組6名様に

    「&w」読者プレゼント

  • 写真

    好書好日旅するように異国料理を作る

    宮崎あおいさん初の料理本

  • 写真

    WEBRONZAカーシェア急拡大

    今日の編集長おすすめ記事

  • 写真

    アエラスタイルマガジンこれぞ手軽な手土産の大本命

    手土産に縁起のよい「虎家喜」

  • 写真

    T JAPAN未来を変えるコスメ 第2回

    全米で話題の「CBDオイル」

  • 写真

    GLOBE+注目は年齢差だけではない

    マクロン大統領夫人の実像

  • 写真

    sippo絶滅の危機に瀕するトラ

    生態は猫とほぼ同じ

  • 働き方・就活

  • 転職情報 朝日求人ウェブ