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高校野球【第101回全国高校野球選手権岡山大会】

「芯」ある投球見せた 

写真:津山高専の投手・中江渚君(3年)=エイコン 拡大津山高専の投手・中江渚君(3年)=エイコン

写真:ジンバブエ代表選手らと堤尚彦監督(右)=堤監督提供 拡大ジンバブエ代表選手らと堤尚彦監督(右)=堤監督提供

 岡山大会は14日、1回戦4試合が倉敷市営、エイコンの両球場であった。春の県大会8強のシード校・明誠学院は、岡山一宮に接戦の末に敗れた。備前緑陽は、津山高専との大会初の延長戦を制した。また倉敷市営第3試合の和気閑谷―岡山は降雨のため、三回裏の途中でノーゲームに。16日午前8時半からマスカットスタジアムで対戦する。

 <きのうの結果>

 ◇エイコン

 ▽1回戦

備前緑陽12―3津山高専(延長10回)

金光学園12―1岡山朝日(7回コールド)

 ◇倉敷市営

 ▽1回戦

岡山一宮6―5明誠学院

東岡山工5―2岡山共生

 ◇エイコン

 ▽1回戦

備前緑陽 110 000 001 9|12

津山高専 003 000 000 0|3(延長10回)

 ◎…備前緑陽は延長十回、先頭の近田の四球と敵失などで作った好機から早川の適時打で勝ち越し、打者13人の猛攻で9点を奪って試合を決めた。津山高専は三回に逆転した後、再三の好機で追加点が奪えず、九回2死から守りのミスで追いつかれた。

 ◇エイコン

 ▽1回戦

金光学園 105 220 2|12

岡山朝日 000 100 0|1(7回コールド)

 ◎…12安打8盗塁の金光学園が12点を奪いコールド勝ち。初回に敵失で先制すると、三回には伊藤の適時打や荒川の犠打で5点を加えて突き放した。先発伊藤は7回を粘り強く投げた。岡山朝日は8安打を放ったが、得点は四回に長短打で挙げた1点だけだった。

 ■(夏輝く)「芯」ある投球見せた 津山高専・中江渚投手

 九回、目前の勝利がスルリとこぼれ落ちた。延長十回のマウンド。好投の津山高専エース、中江渚(なぎさ)君(3年)にもう力は残っていなかった。

 背番号「1」を背負った昨夏。初戦に先発したが、10失点で5回コールド負けした。「先輩たちの夏を自分が終わらせた」。このときのことが頭から離れず、絶不調に陥った。昨秋には、練習試合で28点奪われたこともあった。

 「打たれても仕方ない。自分の芯をしっかり持て」。内倉康二監督から叱責(しっせき)されたのはそんなときだ。気持ちがふっと楽になり、前のように練習に向かえるようになった。冬を越し、体重は一冬で10キロ近く増えて82キロに。186センチの長身から、威力のある速球を投げ込めるようになった。

 心身ともに昨夏よりひとまわり大きくなり、自信も芽生えた。この日、初回、二回と失点したが、味方打線がすぐに3点を奪って逆転。「仲間に『まだ全然大丈夫だぞ』と言われて、勇気が出た」

 三回以降は九回2死までを被安打1、無失点。二、三塁のピンチを迎え、フルカウントから投じたボールは高く浮いた。バットは空を切ったが、捕手のミットからこぼれた。捕逸と記録されたが「疲れも油断もあった。自分の責任」。延長十回、先頭打者に四球を与え降板。救援の投手が備前緑陽の猛攻を浴び、一挙9点を奪われた。

 「全力でやった。悔いは無い」。中江君は泣きはらした顔でそう絞り出した。あれから1年。「芯」を感じさせる投球は見せることができた。(華野優気)

 ◇ラストメッセージ

 <岡山朝日・大口正行監督> (保護者らに)支え続けて下さりありがとうございました。去年、2年生はしっかりせえよという話をしたんですが、すごい成長しました。本当によう頑張ってくれた。今日は残念だけど、彼らの頑張りには敬意を表したいと思います。ご苦労様でした。途中で苦しい思いをしてたり、やめたいと思ったりしたと思うけど、よく頑張ってくれた。=エイコン

 ■和気閑谷―岡山、あすに日程変更 降雨ノーゲームで

 倉敷市営球場の第3試合が降雨ノーゲームとなったことに伴い、16日のマスカットスタジアムでの試合予定が次のように変更された。

 【16日】和気閑谷―岡山(午前8時半)▽水島工―倉敷鷲羽(午前10時50分)▽倉敷―興譲館(午後1時10分)▽倉敷古城池―岡山商大付(午後3時半)

 ■ジンバブエで見た、五輪の夢 おかやま山陽・堤尚彦監督

 13日の開幕試合で、岡山学芸館に逆転サヨナラで敗れたおかやま山陽の堤尚彦監督(47)は、アフリカ南部・ジンバブエの代表監督を兼務する異色の指導者だ。来年の東京五輪出場を目指し、5月に南アフリカであった予選に挑んだが敗退。春夏3度目の甲子園という、もう一つの大きな夢に向かったが、かなわなかった。

 堤さんは大学卒業後の1995年、青年海外協力隊員としてジンバブエに渡り、野球の普及に取り組んだ。テレビ番組で見た協力隊の活動に心を打たれたのがきっかけ。現地はサッカー熱が高いが、小学校を回って指導先を探した。次第に、手作りグラブを手に裸足でグラウンドを駆け回る子供が増え、2年間で2千人以上に野球を教えた。

 その後、2006年におかやま山陽の監督に就任。17年夏と18年春の2回、同校を甲子園に導いた。

 協力隊時代の縁で、ジンバブエ代表監督に白羽の矢が立ったのは15年のこと。日本高校野球連盟から正式な承認を得て、昨年12月には選手選考と代表合宿のため、約20年ぶりにジンバブエに飛んだ。教え子との再会や、野球人口のめざましい増加に胸を熱くした。

 今年3月、ジンバブエ代表の3人が来日。「日本のレベルを体感させよう」と、おかやま山陽のグラウンドで練習に参加させた。基本的な動きを中心に、堤さんが英語で伝える。一緒に練習した投手の林勇作君(3年)は「少しでもうまくなろうとする必死さは、見習わないといけないと思った」と振り返った。

 アフリカ予選は4カ国総当たりのリーグ戦の後、決勝トーナメントでアフリカ代表の1枠を決める。代表国は欧州代表と五輪をかけ戦う。ジンバブエはリーグ戦は1勝2敗で3位。決勝トーナメントでウガンダに5―21で負け、東京五輪出場を逃した。

 「結果は残念だが、野球発展の手助けが出来てよかった」と堤さん。代表監督を続けるかは未定だが、おかやま山陽の部員らが使った野球道具を発展途上国に送る活動は今後も続けていく。(華野優気)…

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