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お寺で笑顔の子ども会

写真:子どもたちとかるたを楽しむ学生たち=京都市東山区、笹川真悠子撮影 拡大子どもたちとかるたを楽しむ学生たち=京都市東山区、笹川真悠子撮影

 ●京都女子大学「藤花通信」

 子どもの笑顔を大切に――。京都女子大の宗教教育部は毎週、地域のお寺で子ども会を開いている。部員は約40人。同じ仏教系の龍谷大と共同で活動している。

 小雪舞う土曜日、光瀬(こうらい)寺(京都市東山区)での活動を訪ねた。本堂に集まったのは、龍谷大を含めて4人の学生と約10人の小中学生。学生が笑顔で出迎えると、子どもは元気にあいさつをしていた。

 仏さまに手を合わせた後、法話が始まった。この日の担当は京女大の森川静さん(21)=発達教育学部3年。法話は子どもでもわかりやすいように工夫している。「私は子どものころ、ピアノがうまくなりたいと思っていました」と自身の経験を語り始め、「みなさんががんばっている姿を、阿弥陀さまはご覧になっています」と結んだ。

 恒例のレクリエーションはかるた。画用紙を使って読み札と絵札を手作りした。「あじさいいっぱいきれいだな」ときれいな花を描いたり、「わすれさられるPPAP」と流行の動画にかけてリンゴとペンを描いたり。学生たちの手ほどきで次々に力作ができあがる。

 かるた取りでは読み手になりたい子どもが続出し、じゃんけんで決めた。学生も夢中になってかるたを取り合っている。本堂が笑顔でいっぱいだ。

 子ども会活動は京都や奈良など19の寺で実施。そこでは学生を「教師」と呼んでいる。子どもにできることはさせて、できないことは補助するのが役割だ。危ないからといってハサミを禁止するのではなく、切る箇所をペンで書いてあげることで安全な使い方を覚えてもらう。ゲームで負け続けてすねてしまう子がいれば、その子が得意なゲームを先にやるように順番を組むなど、皆で楽しめる空間づくりを工夫している。

 森川さんは幼児教育に関心があって入部した。それまでほとんど仏教に触れたことがなかったが、自らも仏の教えを学ぶうち、周りの人への感謝を忘れないようになったという。

 泣いてばかりいた子が、立派に年下の子を教えるようになる。そんな子どもの成長も見ることができる。森川さんは「他の人たちが味わえないことを経験できて得をしている。しんどい時もあるが、子どもたちのためだと思えばやりがいがある」と目を輝かせた。

 子どもはもちろんだが、学生も楽しんでいる。取材を通じて、「教師」の熱い思いが十分伝わってきた。

 (笹川真悠子 京都女子大・3年)

    *

 wktk(ワクテカ)は「ワクワクテカテカ」の略で、希望や期待を膨らませている様子を表す言葉です。

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 企画・構成/朝日新聞大阪本社地域報道部

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