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学生落語、射止めた大賞

写真:京都女子大・落語研究会の部室で、「動物園」を披露する小幡七海さん=京都市東山区、冨成朋美撮影 拡大京都女子大・落語研究会の部室で、「動物園」を披露する小幡七海さん=京都市東山区、冨成朋美撮影

 ●京都女子大学「藤花通信」

 「藤乃家海瑠来(ふじのやみるく)とモォ〜します」。鼻の下をグーンと伸ばし、ギャグを交えて自己紹介する。京都女子大発達教育学部4年の小幡七海さん(21)=高座名・藤乃家海瑠来=が、客席を笑いに引き込む「つかみ」のパターンだ。

 小幡さんは、岐阜市で開催された第14回全日本学生落語選手権「策伝大賞」で2月、最優秀の策伝大賞を受賞した。全国の45大学・大学院から311人がエントリー。決勝大会に小幡さんも含め8人が進み、落語家の桂文枝さんや立川志の輔さんら審査員の前で技を競い合った。

 小幡さんの演目は「動物園」。日給1万円で動物園に雇われた男が、死んだトラの皮を着て本物になりすますストーリー。腹をすかせた男が見物客からパンをもらい、うれしくて思わず「ライオンキング」の主題歌を歌ってしまうという独自の笑いの要素も加えた。

 ライオンと決闘することになり思わず2本脚で逃げるコミカルな動きや、クルクルと変わるユーモラスな表情で、約1400人の客席を沸かせた。

 昨年の策伝大賞にも出場し決勝まで残った。だが、プレッシャーと緊張のあまり、客席がついてこられないほどの早口になり、受賞を逃した。

 今回は、落語が好きだという気持ちが客席に伝わるよう意識した。「ボケを重ねるうちにお客さんの笑いが大きくなっていったのが、気持ち良かった」と、満足げに振り返った。

 中学生のころからお笑いが好きで、当時はお笑い芸人を夢見ていたほど。大学入学時、先輩の落語を見て魅力を感じた。落語を学ぶことで、将来目指す教員に必要なトーク力を鍛えられるのではないかと思い入部した。

 京都女子大の落語研究会の部員は約20人。部員同士でアドバイスしあいながら練習を重ねている。

 小幡さんは、部が3カ月に1度開く寄席のほか、老人ホームやお寺、銭湯で演目を披露するボランティアにも積極的に参加。人前で100回以上落語を演じ、腕を磨いた。

 昨年11月に部活を退いた後は、カラオケボックスに一人こもって練習した。

 現在は幼稚園の教員になるため就職活動中だ。「社会人になってからは、平日は教員として子供と関わり、休日は老人ホームで落語を通して高齢者と関われたらいい」と話す。大賞を射止めた話術を生かして、これからも子どもからお年寄りまで笑顔を届けてほしい。(冨成朋美 京都女子大2年)

     *

 関西の大学新聞の記者たちが、身の回りのニュースを紹介してきた「wktk(ワクテカ)@キャンパス」は、今回で終わります。長い間のご愛読ありがとうございました。

 企画・構成/朝日新聞大阪本社地域報道部

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