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滋宝 琵琶湖文化館収蔵品から

小さな銀仏、金蒔絵の厨子に

写真:厨子入阿弥陀如来立像 拡大厨子入阿弥陀如来立像

■厨子入阿弥陀如来立像

 ずしいりあみだにょらいりゅうぞう

 【重文】近江八幡・浄厳院

金や銀は古くから人々を魅了してきました。本品では貴重な銀仏を華やかに飾るべく、金の蒔絵(まきえ)でその入れ物(厨子)が装飾されています。

 中に納められているのは阿弥陀如来です。高さは約8センチ。琵琶湖文化館の収蔵品で最も小さな仏像です。

 像は銀を熱で溶かし、鋳型に流し込む鋳造技法で造られています。透かし彫りが施された光背を背にし、蓮華座の上に立っています。手に結ぶ印は来迎印(親指と人さし指を曲げ、右手を胸前に構え、左手を下ろす)。極楽往生する者を迎えに来る時の姿です。

 小さいながらも、顔の表現や衣文(衣のしわ)、指先にいたるまで精緻(せいち)に造られており、高い鋳造技術がうかがえます。写実的な衣文表現などから、鎌倉時代に造られたと判断できます。

 厨子は、室町時代に作られたとみられます。正面に観音開きの扉をそなえ、金粉を蒔きつけて文様を表す蒔絵の技法で、本体や扉の内外にわたって蓮の花弁が表されています。

 銀仏に金蒔絵の厨子をあつらえる装飾センスの良さとともに、仏の荘厳への思いが想像できます。まさしく、祈りの輝きを放つ品といえるでしょう。

 (学芸員 田澤梓)

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