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滋宝 琵琶湖文化館収蔵品から

「奇想の画家」蕭白の静謐な風景画

写真:月夜山水図屏風 拡大月夜山水図屏風

写真:月夜山水図屏風(部分、水辺で釣り糸を垂れる者) 拡大月夜山水図屏風(部分、水辺で釣り糸を垂れる者)

■月夜山水図屏風

げつやさんすいずびょうぶ

【重文】大津・近江神宮

月の明かりに照らされた幻想的な山水景観です。静まり返った湖水のほとりに垂直に切り立った岩山がそびえ、遠方には霞がかかった山々が連なります。

 山の間を縫うように小道が続き、寺院や家屋、東屋などが見えます。六曲一双の屏風で、白梅が咲き誇る右隻(うせき)は春の季節、木々が紅葉した左隻は秋の季節をあらわしています。

 広々とした風景の細部に目を凝らすと、建物の中で会話する者、小道を歩む者、水辺で釣り糸を垂れる者棒=部分写真=と、世俗を離れて風雅に遊ぶ文人たちの営みがちりばめられています。

 作者の曾我蕭白(しょうはく、1730〜81)は江戸時代中期に京都を中心に活躍しました。型破りな言動や画風から「奇想の画家」の名で知られていますが、本図のような伝統的な水墨技法を下地にした静謐(せいひつ)な風景画も数多く手がけました。

 本図の題材は中国の景勝地・西湖と指摘されています。同時に、蕭白は自らの心に浮かんだ理想的な風景も描き重ねたのかもしれません。

 彼の代表作の一つであるとともに、江戸時代の絵画史を語る上で不可欠の名作と評価されています。

 (副主幹 古川史隆)

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