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滋宝 琵琶湖文化館収蔵品から

若き日の若冲、鮮烈な錦鶏図

写真:鳥禽図 拡大鳥禽図

■鳥禽図 伊藤若冲筆

ちょうきんず いとうじゃくちゅうひつ

琵琶湖文化館蔵

近年人気の高い伊藤若冲(1716〜1800)が描いた作品です。「似たような絵をどこかで見たぞ」という人は相当な美術通。皇室の所有品である若冲の代表作「動植綵絵(さいえ)」の雪中錦鶏(きんけい)図に描かれた錦鶏とそっくりの姿です。MIHO MUSEUM(滋賀県甲賀市)の「白梅錦鶏図」も同じモチーフです。

 純白の冠羽、黄と黒が縞になった襟模様、長く垂れる褐色の尾羽など華麗な彩りが目を引きます。そして何より、鮮やかな腹部の朱色は、一度見たら忘れられないほどです。

 若冲は京都錦小路で青物問屋を営み、40歳で隠居してから本格的な作画活動を始めました。先人の絵を模写して学ぶ従来の画壇のあり方に疑問を抱き、現物の写生から真の姿を表現しようとしました。自宅の庭で数十羽の鶏を飼って生態を観察するなど、特に鳥類へのこだわりは強くありました。

 本作は、30代の初期作品とする説が有力です。未熟さもありながら、濃淡を微妙に使い分けた丹念さは、後の「動植綵絵」につながる表現法です。署名はありませんが、「藤女釣印」と「若冲居士」の二つの印章が、若冲作品であることを証しています。

(主幹 井上優)

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