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滋宝 琵琶湖文化館収蔵品から

墨一色 女帝が描く吉祥画

写真:富士図 明正天皇宸画 拡大富士図 明正天皇宸画

■富士図 明正天皇宸画

ふじず めいしょうてんのうしんが

琵琶湖博物館蔵

大胆な筆運びで、墨一色をもっておおらかに富士山と三保松原を描きます。列島の最高峰で日本の象徴ともされる富士山は、平安時代以来、多くの画人が画題としてきました。

 本作は、江戸時代前期の女性天皇・明正天皇(1624〜96)が描いたものです。後水尾(ごみずのお)天皇の皇女で、母は将軍・秀忠の娘である徳川和子(東福門院)でした。1629(寛永6)年、突然の譲位により皇位につき、奈良時代の称徳(しょうとく)天皇以来、実に859年ぶりの女帝となりました。芸術的な素養も豊かで、押し絵や書画の作品が世に知られています。

 本品について、古い習わしに詳しい故実家の猪熊信男(1882〜1963)が入手の由来などを記しています。それによると、1954年に10枚にわたる画巻として発見されたものを猪熊が切断して諸家に分けて配った1枚に該当するようです。

 猪熊は天皇の書画を鑑定する第一人者として知られていました。明正天皇の真作である上に富士の絵でさらにありがたいと本品を評し、「尊さにもろ手を合わせてをろがみぬ(拝むの意) 富士の高嶺(たかね)の雲の上の神」の和歌を納入箱に書き付けました。新年にふさわしい吉祥画です。

 (主幹 井上優)

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