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さよなら学び舎【奥出雲・高田小】

卒業生が図書館開設

写真: 拡大

写真:本や雑誌が並ぶ「高田みんなの学校」。奥のこたつを囲んで会話も弾む=奥出雲町高田 拡大本や雑誌が並ぶ「高田みんなの学校」。奥のこたつを囲んで会話も弾む=奥出雲町高田

◆築100年の空き家活用/人つながる場目指す◆

 先週からの大雪で、ひざ上あたりまで雪が残る奥出雲町。町立高田小学校の旧校舎があったコミュニティーセンターから、雪かきされた小道をたどると、古民家が現れた。

 同校の卒業生らでつくる「さとのわ」会のメンバーが、築100年の空き家を活用して、昨年9月に始めた小さな図書館「高田みんなの学校」。メンバーが休みを利用し、月1、2回、不定期で開館している。

 「いらっしゃい」。引き戸を開けると、こたつから宍戸俊悟さん(33)ら同級生3人が迎えてくれた。

 今の校舎に移転した1995年の春に卒業。同級生は、今年の全校生徒数と同じ9人だった。

 「半分くらいは町の外に出てしまいました」。4年前に会の結成を呼びかけた川西亮さん(33)は話す。野菜作りや婚活ツアーから取り組み、今春での閉校が決まった昨年、図書館作りを始めた。

 校区には公民館がない。「学校がなくなると、集まる機会がなくなってしまう」と赤名ゆかりさん(33)。松江市に住む今も、頻繁に町に通う。蔵書は約2千冊。手作りした本棚には、「高田っ子の笑顔あふれる場所になりますように♪」と書き込んだ。

 床張りなど内装全てが手作り。図書館を作る他の2地区とともにインターネット上で資金を募ったクラウドファンディングでは、目標を上回る192万7千円が寄せられ、「不安だったけど後押しになりました」と宍戸さんは振り返る。

 読書以外にも気軽に集まれる場所にしたいと、「学校」の名を付けた。午前10時に開いたこの日も、子連れの主婦や大学生、行政書士から町議まで約20人が集まり、ガラガラと引き戸を開ける音が絶えない。

 ホームページ(http://takatagakko.jimdo.com/)などで開館日を知って来るという。初対面でもこたつを囲めば会話が弾む。

 「泊まれる図書館なんてどう?」「いいね、布団を持ち込んでね」

 そんなアイデアが次々と飛び出す場所だ。図書館からローカルビジネスを支援したいと考えている宍戸さん。「人と人とがつながる場にしていきたいです」(小早川遥平)

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朝日新聞 松江総局 公式ツイッター

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